VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

サンゲツが30年ぶりの[壁紙]展示会

2009年01月28日 | 住宅業界
サンゲツがカーテンなどとは別に[壁紙]だけで展示会を開催。(福岡、大阪に続いて東京・六本木のショールームにて)
左は東京店長、日比常務取締役。ご案内下さった広報の寺澤課長と。

新たな見本帳『2009-2011 エクセレクト』に収録されている高付加価値ゾーンの商品が展示されている。
いきなり目を引いたのは、漆塗りの手漉き和紙。遠目に見ると鉄のような色合い、渋い高級感。

着物の反物のように素敵な柄。インテリア文化度の高い欧州の方が売れそうな商品(流通が難しいようで輸出売上は少ない)。
日本伝統色の和紙など
こちらはクラシックモダンな柄を立体的なベルベットで新鮮に。   オーッ!スワロフスキーのシャンデリア柄。

インポートの商品は、空間提案をブースでも見せる。大きい花柄など見本帳では分からない雰囲気を実感。

こちらはクロコダイル柄、ブースにもクロコのモチーフで。 モノクロのブースはスパンコールの壁紙なのです。

左は塩ビながらクラシック柄が型押しで。右は金箔のような古典柄が素敵。今回はメタリック・デザインが沢山。
  
見えにくいですが、ガラスビーズが散りばめられている。 機能的には不燃認定壁紙のバリエーションが豊富、商業向けに充実。
   
日本の壁紙がこんなにデザイン豊富になっていること、素材や色も予想以上で驚かされた。

今回、昨7月にグループになった山田照明のスタンドなども展示された。中、LEDでインテリア性の高い「NORLYS」(31290円)


住宅産業がストック市場に移行すると、インテリア産業がヨーロッパのように成熟し
消費者の投資先も住宅そのものからインテリアやアートに移って行く。

設計事務所やデザイナーなど来場者からの商談も活発だったようで、そろそろ日本も商業シーンだけでなく住宅においても
感度の高いハイエンド層には、このような差別化されたインテリア提案が求められているようだ。
一般的には部屋の一面だけ・一部のアクセント程度でも、インテリアデザインの面白さを味わえるのが壁紙なので
そんなお遊び的にトライしてみるのも楽しいと思う。

TOTOは収納アイデアで

2009年01月28日 | 住宅業界
TOTOが‘「収納」に徹底的にこだわった新商品’というテーマで
キッチン・洗面化粧台・バスルームの3水まわり商品の新商品発表会を開催した。 @新宿ショールーム
 
主婦にとって‘収納’は常に大きな悩み・不満度の高いテーマであるが
TOTO・UD研究所調べでは、キッチンを選ぶ時に求めるポイントでも一位が「たっぷり収納」ということ。
今回、キッチン[レガセス]に装備された新しい収納性能が、出し入れがし易いように縦に並べる『フライパンラック』、
一升瓶とスパイス類もセットできる『スパイス・ボトルラック』(そう言えば、このコンビは無かったっけ)。
   
おまけで、このように牛乳パックやペットBを乾かす『エコピン』も開発。

洗面化粧台[オクターブ]では、収納力拡大にボトルラップの形状を変更(特許申請中)し
引き出し収納が約1.5倍になった『奥ひろ収納・奥ひろし』を新発売。
 
UD研究所のシーン検証(左)で取り出し易さを確認。またカウンター上に散乱する小物には『パックンポケット』収納を提案。
   出しっ放し習性を直せるか・・・

バスルーム[sazana(サザナ)]にオプション装備されたのは『お掃除用具収納』。ウ~ん、収納を取るかデザインを取るか? 
コーナーの蓋を閉じると→

今回の発表会は上位機種で無い事もあり、小さな機能Upであったが別の意味で驚いた事もあった。
ナント、今日の発表者は司会の広報:浅妻さん(左)に始まり全てが女性であった。
  
中、洗面化粧台の開発:平井さん。右、UD研究所の原田さん。
 
左、浴室事業部の苅部さん。右、キッチンの開発:徐さん。

最近は女性の発表者も多くなってきたが、若手の女性ばかりが揃ってと言うのは珍しく
TOTOの女性活用やダイバーシティ戦略の発表会かと勘違いしそうな発表会であった。