日本茶とお茶の間

お茶の間を復活させたい思いから、日本茶に関連する情報などを発信し、みなさまとの情報交換の場にしていきたいです。

♪台湾お茶の旅♪

2015年11月04日 17時43分17秒 | 旅行
☆良き日に☆
皆様こんばんは。いつも、ちゃこあんブログを訪ねて下さってありがとうございます。ブログスタートの時にはお庭のエゾリスさんが飛び跳ねていたり、みんなで作った粘土の石釜な...




日に日に冬が近づいていますね。小春日和のなか畑終いや亀さんの冬籠りの準備をしています。
先月行ってまいりましたお茶の旅のレポートが出来上がりました。
(近藤師匠のお茶の旅にはレポート提出が必須事項!?らしいです)
気持ちよく「行っておいで」と送り出してくれた家人に感謝の気持ちも添えたいと思います。「ありがとう」


台湾お茶の旅レポートから
                  
 初めての台湾。
近くの外国としての気楽さと、「お茶を楽しむ会」の近藤先生はじめ、皆様とご一緒出来るとあって、
心は軽く旅へと運んでくれました。
今回は城塚先生の企画とエスコートで、お茶の産地を廻り、多くの驚きと発見に満ちた旅となりました。

最初に訪ねた台中の茶芸館『無為草堂』の老荘の世界を再現した造りと気取りのない茶芸と
手作りの3種のお菓子、これは驚きでした。
私もお菓子を手作りすることが多いので、「おふくろの味」のようでとても嬉しかったのです。
そうして「無為」と「有為」という老子の世界にも誘われたのです。

 翌日は凍頂烏龍茶発祥の地で150年以上の茶樹にも出会いました。
標高800mの鹿谷杉林渓に位置する、伝統ある『無仁茶業』の7代目であるという後継者の林さんは、
福建省から贈られた茶樹を大切に守っておられました。
奥様は地元の子供たちにお茶の授業をなさっていると話され、やはりお茶と共に生活があるのだと実感いたしました。
店内の調度品も見事でした。その場で茶芸を次々と、中でも皆さんと驚きの中で味わった28年物の凍頂烏龍茶は、
優しくマイルドでした。帰ってからも、感激を周りの方と味わいました。

 今回わたくしにとりまして、最大の未知な世界は東方美人でした。

【後日、調べましたところ、オリエンタルビューティの異名を持ち、白、褐色、赤、黄、緑の七色の茶葉で、
甘く濃厚な蜜香、ダージリンに似た香り高い、ウンカがついばんだ時、新芽の成長が止まってしまうが、
その内分泌物質によって茶葉に二次代謝機能起こり、これが発酵後に香気を発する元となっている。追記】

 苗栗県『怡明茶園』は3代目オーナーが自然栽培の茶園を案内してくださいました。
それはハチやトンボが飛び交う自然豊かな山の上の茶園でした。
茶の樹がのびのびしているさまや、女性オーナーの自信がすごく伝わって来ました。
そして案内された茶芸館、お茶の博物館のようなその店内はとても美しくデザインされていました。
女性オーナーならではのきめ細やかさを随所に感じました。東方美人がつくられるための要点。
それはウンカという虫の事だと言う事も初めて知ったのでした。
その小さな虫が発生する頃お茶摘みは始まり、当方美人は出来上がる。ウンカが啄ばんだ葉は、
そこから変化して甘い香りのお茶が出来る。
葉は傷を治そうとして自ら変化を遂げるのだろうか・・・とても新鮮な驚きでした。
さらに深く追求できるテーマを頂いたと嬉しくなると同時に、世界が大きく拡がったと実感いたしました。

近藤先生が訪ね歩いた、古来より育まれてきた原点の自然茶、まだまだ知らないことがたくさんあるのだと改めて感じております。
古の先人たちに想いを馳せながら、お茶に出会える喜びに感謝いたしまして、今回の台湾お茶の旅のご報告とします。
お導き頂きました、近藤先生、城塚先生、会の皆様ありがとうございました。



振り返ってみますと、まだまだ感激は盛りだくさんありました。
最終日に訪れた故宮博物館も素晴らしかったです。
台湾では翡翠や瑪瑙石など素敵な玉がたくさん採掘されるのだそうです。
清の時代の美しい玉器『翆玉白菜』がとても有名でゆっくり見学することができました。
休日は長い行列ができるのだそうですよ。

本日はこの辺にいたしますね。
最後までお読み頂きありがとうございます。

お茶を楽しむ会十勝  家常和







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