病気なんかに負けない!わだじゅんの乳癌日記

病気のこと,職場のこと,家庭のこと・・・
その日のつれづれを記していきます。

55年前 父から母への手紙

2021-10-17 21:43:02 | 日記
娘たちが帰省していた先週(たった3日間だったけど)。
私は勤務だったので、日中は母と娘たちと
新蕎麦を食べに行ったり、実家で過ごしたりしていたそうな。

そんな折、昔の話(私がまだ生まれる前)が出たらしく
その時、父が母に手紙を送ったということを聞いたらしい。
すかさず、『じいちゃんからの手紙を見たい』と言った長女。
母は、大事にしまってあった手紙を娘たちに見せてくれたそうな。
大事にとってあることだけでも、感動

・誕生日のお祝いメッセージ
・嫁いで間もなく1年
・慣れない農作業にもよく耐えて頑張ってくれたことへのお礼
・そして、2世が誕生する喜び(息子だといいと書いてあった)
・二人して頑張ろう
・二人暮らしなら、派手な祝いもできるが、大家族なので
 それもできないもどかしさ
・その代わりに、着物をプレゼントする
・気に食わなかったら遠慮なく言ってほしい
 (今現在、母の桐たんすに、大事にしまってあります)
・末永く、幸福に暮らしていこう

こんなことが、文章として書かれていた。
便箋ではなく、
私は、実物ではなく、写真で見せてもらったのだけど。
この手紙を読んで、長女は涙を流したそうな。
金曜日夜のウォーキングの時にも、
手紙の存在と読んで泣いた話をしてくれたっけ。

母と父が仲良しだった頃もあったのだなぁ・・・
晩年は、お互いに意地の張り合いで喧嘩が多かった記憶がある。
長女曰く『やはり、じいちゃんだよねぇ』と。

もういない父。
若かりし頃の、母に対しての優しい一面を知ることができて
幸せだった。
きっと、今元気でこの話をされたら、父はどんな顔をして
話をしてくれただろうか。



コメント
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