救急車のサイレン音で目覚めた朝・・・

気持ちよく寝ていた3時半過ぎ
サイレンが近くになっていることに気付いて
目が覚めました。

カーテンはしっかりと閉めていますが
遮光性のカーテンではない部屋から
光が漏れてきました。

我が家の脇を通り過ぎると
ぴたりと鳴りやみました。
1本先の通りではよく見かけるのですが
長閑な田園風景にある我が地区には
あまり見かけない風景です。

86歳になるおばあちゃんが住んでいるので
てっきり具合でも悪くなったのかと思いました。
実家の本宅に当たるので、母が寒いのに
家から飛び出して行くのが見えました。

今、2台でやってくるのですね。
応援なのでしょうか。
それとも、夜で見にくいからなのでしょうか。
煌々と明かりを照らし、昼間のような明るさでした。
車内にストレッチャーが入ると、
その灯りは消えました。

しばらく停まっていたのですが
受け入れ先が見つかったようで
南に向けて出発しました。

おばあちゃんだと思っていたら
58歳になるその息子でした。
おじちゃんが亡くなってから、毎日のように
仕事帰りに来ていたのは知っていたのですが
驚きました。

お嫁さんは、車で1時間ほど離れたところにいるので
耳の遠いおばあちゃんに代わって、連絡を入れました。
LINEだったのですが、
私が入れた時には、既に連絡が入っていたようで
病院へ向かっているとのこと。

朝、出勤の準備をしていたら、そのお嫁さんの携帯から
着信がありました。
緊急搬送された58歳の息子さんからでした。

特に異常はないので、帰宅しているところ
心配かけて申し訳なかったという連絡でした。

大事にならずにすんでよかった、よかった。
それにしても、夜中のサイレン音はびっくりしますね。