退院後初の診察

１１月２６日

退院してから，初めての外科診察がありました。
予約時刻は，午後３時３０分。
いつも長いこと待つようなので，覚悟していましたがなんと
５分と待たないうちに名前が呼ばれました。

まず，溜まった体液を確認し，注射で抜きました。
２０ミリリットルくらいかな？って先生は仰っていました。

それから，抜糸。
あっという間に終わった感じです。
【これ（抜糸したものを見せて），記念に持ち帰りますか？(笑)】

わだじゅん【いいえ，処分してください。持ち帰る方っているんですか？】
と，聞いたところ，
【滅多にいませんねぇ(笑)。】

わだじゅん【(断ったことにたいして)よかった！】と伝えると
【大多数の中に入っていれば，安心だからね！】と。

着替えをすませ，いよいよ検査結果聞きです。
・浸潤性乳管癌
・１cm弱ほどの大きさだった
・ネガティブ
・リンパ節転移陰性
(ほかにもあったが,難しい言葉を並べられて？？？状態)
よって，放射線療法(２５回)とホルモン療法でいくことを伝えられました。


リンパ節転移陰性でも,時には数年後に遠隔転移があったなどということをネットで見たが，悩まない。
主治医と自分を信じて,これからの治療をすすめるのみ！


１週間後にまた，乳腺外来受診と放射線科の予約を入れて帰宅しました。




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術後６日目（きれいだって，言っていたじゃない？？？）

２４年１１月２０日

今日は，退院の日↑↑↑↑↑
今まで同室から３人の退院患者さんたちをみてきたけど，皆さん１１時を過ぎた頃に
会計ができてきて退院・・・という流れでした。

夫は，テスト前で休めず・・・
妹に迎えを頼みました。
皆さんの前例があるから，１１時を過ぎちゃうと思うよって・・・

でもでも・・・
【会計ができました！】という連絡が入ったのは，１０時を少し回った時でした。
流石に，妹に早く来て！とは頼めず，到着を待ちました。。。


さてさて，本日の回診でも，主治医も女医さんも【きれいですね】って口を揃えて仰いました。
主治医は【もう，モデルになれるね！】と，笑いながら話していました。

【きれいですね！】って言われ続けていたから，ずっと信じていたじゃない！
そりゃ，傷口が分からないくらいになっているというのは，ないとしても
それなりの傷口を想像しているわけよ。
入院中，入浴はできなかったけど，下半身シャワーに３度行けた。
でも，その時には傷口をしっかりと見ていたわけではない。


【きれいですね】


この言葉を信じて・・・

私服に着替えたときに，何げに自分の右胸を見たら・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
がーーーーーーーーん

きれいじゃないじゃん！！！

【きれいですね】
って，口を揃えて言っていたのは，傷口のことではなかったん？

もしかして，もしかすると・・・・・

【わだじゅんのこと？？？】

娘には，うぬぼれるな！って言われたけどさぁ。
私の考える，きれいの定義とは違っていたのよ。


さて，気になる入院費
何十万って取られるかと思っていたら
８８８４５円なり。

高額医療の申請書を出しておいたら，入院前に届いたからだね。
よかったよ！
全てが！



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術後５日目(退院決定)

２４年１１月１９日

朝の回診で，明日２０日の退院が決定しました。

主治医も女医さんも【きれいですね！】って，いつも仰ってくれました。
その言葉が，順調なんだ！ってとっても安心できました。

今日は，仕事を進める気持ちがわかずに，同室の同病のおばさんたちと
ずっと話していました。
・病気のこと
・仕事のこと
・家庭のこと
・趣味のこと
・主治医のこと

ここに入院する前，私の中での【癌患者】さんたちは，ベットに横たわり
暗い顔してるのだとばっかり思っていました。
しかし，そんな人は一人も見かけませんでした。
みんな，明るく話しかけてきます。
みなさん，前向きなのです！
大きな願いと希望をもっているというか！
わだじゅんも，そんな患者さんたちを見ていたからこそ，前向きに前向きにの
気持ちで生活できたのだと思います。

それと，主治医の存在！
すごく明るい。
患者を落ち込ませない。
回診のたびに冗談をいい，患者さんを和ませてくれるＳDr.
看護師さんの一人が仰っていました。
来年度から，乳腺外来の先生が一人いなくなり，ＳＤｒだけになるのだそうです。
【ＳDrならぜったいに患者さんを見捨てません！！】
何だか，心強い言葉でした。

退院してもついていきます！！！



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術後４日目（ドレーンを抜く）

２４年１１月１８日

大切な話・・・抜けていた。
今日の一番かもしれない。

いつものように回診での出来事。
ドレーンにたまった体液の量について話しを聞いていた主治医。

【じゃぁ，抜いちゃう？！】と聞いてくる。
【痛いよぉ！（笑）】とも・・・
【だいたいの患者さんは，ベットの柵に両手をかけて，力入れるんだよ】
【鳴いちゃうかもよ】とも・・・

先生，おどかすなぁ・・・（不安になることはよしてね）

【あらっ，もう終わったの？痛くなかった？？？】

すんごく気合いと根性入れて臨んだ処置。
どんなにか，痛いのだろうと思っていたら・・・
大したことなくて済んだ！！

これで，首からぶら下がったケースも必要なし！！！




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術後４日目(末期癌患者？？？！！！)

２４年１１月１８日

今日は，術後４日目。そして，入院５日目。
部屋の同病の方とはいろいろな話ができるようになってきたけど，
そろそろこの生活にも飽きてきた。
元気だし，病棟内を散歩する。
そのうち，人恋しくなって病気を知っている王子に電話・・・
わだじゅんは真面目だから，ベットの上でなんて絶対にしない！
きちんと，携帯ＯＫの場所で長話・・・

そろそろ戻ろうか・・・と思って，廊下に入ると・・・

私の部屋の近くで手を振る人が。
？？？
わだじゅん，でっかい目を持っているわりには，視力は良くない。
？？？
すたすたと近づくと・・・そこには，娘がお世話になっている塾長が！


なんでも，このところの娘の様子がおかしいので聞いたら，入院したって聞いて・・・
それも，この病気だから心配してくれたそうな。。。
立ち話は何なので・・・ということで，談話室でしばらく話す。
・今回の入院のこと
・病状のこと
・娘のこと

笑ってしまった話がある。
それは・・・・

わだじゅんの左薬指には祖母の形見の指輪があった。
今回の入院にあたって，頑張って取ってくるように！というお達しが出たものだから
石けん付けて取ろうとした。けれど，できない。
とれやしない。
だって，子どもを生むたびに私の身体は大きくなったんだもの！
無理だと思って諦めたが，動画で見つけた指輪の抜き方を参考に挑戦してみたら
簡単に抜けた！

ここからが本題！
大事に付けていた形見の指輪をわだじゅんは抜いた。
もう，大きくなった指には入らない。
そこで，長女に与えることにした。
（ほんとは，手伝ってくれた次女に譲ろうとしたが，次女が“長女がいるのに私がもらうのは変”と辞退したため，それならば長女に！ということになったのだ。）
それで，母の大切な指輪をもらった長女は，心配になったのだという・・・

【ママが今まで大切にしていた指輪を，私にくれたということは・・・
もしかするとママは，初期の乳癌患者ではなく末期の乳癌患者なのではないか！】と・・・

心配で心配で，塾長に涙ながらに語ったというのだ・・

ごめんよ！受験生！！
変な心配かけたなぁ！！！
でも，ママは大丈夫！！！！！！
死なない！　
あと，５０年は生きる！！！

長女に渡った形見の指輪
今は，ケースの中に大事にしまってある。
どうしてかって？？？
それは，



長女の指には，でかすぎるんだって・・・


塾長，帰り際こんな話をしていたっけ。
【よかったわ。お母さん！元気そうで！】




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