病気なんかに負けない!わだじゅんの乳癌日記

病気のこと,職場のこと,家庭のこと・・・
その日のつれづれを記していきます。

大丈夫だよ!

2012-12-19 22:38:39 | 家族
検査に行ったことは,家族には話していない。
特に母親は心配するから・・・
この心配が半端じゃない。
なんで,そんなに悲観的に考えるの?って思うほど,心配する。

わだじゅんの帰宅は,普段は結構遅い。
仕事で遅くなることが多いけど・・・時には,教え子の親とスーパーでくっちゃべったり
元同僚と話し込んだり・・・というようなこともある。


でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・
検査が終わって帰宅したとき,時計の針は6時半前だった。
いつもの帰宅よりも早いわけだ。


こんな時は,限ってこんなことを言われる。

【ずいぶん早いじゃない!  具合でも悪いの?】

って・・・

今日もそうだった・・・

【違うよ。大丈夫だよ。・・・仕事がはやく終わっただけ・・・】

(嘘つけ!教師の仕事なんかエンドレスだぞ!!)


嘘付いちゃった・・・


胸元からは,よく見るとテープが貼ってあることが分かるのだが
家族の誰もが分からなかった模様・・・

気持ちは凹んでいるのだけど,あえて何も無かったかのように振る舞う
わだじゅんであった。
(なんて,健気なんでしょう・・・)


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あのぉ,私一人で来たんですが・・・

2012-12-19 22:22:43 | 検査
1時間ほどで結果が出るということで,1時半まで車の中でお昼を食べたり
持っていった仕事に目を通したり,職場の仲間に途中経過を報告したりしているうちに
あっという間に時間は過ぎてしまった。


外科窓口に戻ったことを伝えてから,どのくらいの時間待っただろうか・・・


長い長い時間に思えた。

【わだじゅんさん,中にどうぞ!】

ドアをノックして入ると,先生は,

【あのねぇ,左胸は大丈夫だったけど,右胸にどうやらあやしい細胞があるっていう
所見が出たわけ・・・】

わだじゅん【それって,癌ってことですか?】

【疑いってことだけど,もっと詳しい検査をしてみないとはっきりしたことは言えないの。今日時間あるかな。もっと,太い注射になるけど,調べちゃいましょうか!】

わだじゅん【・・・お願いします・・・】

バチンバチンと大きな音が,待合い椅子に腰掛けていたときに聞こえてきたけど
これだったのね・・・
自分が経験してみて初めて分かった。

組織を調べるために,2度3度バチンバチンしただろうか・・・?
(記憶が薄れているのだが・・・)

終了後,しっかりとガーゼやテープで固定され・・・
なんだか,手術でもしてきました・・・って感じ・・・

その後,名前を呼ばれたのは,待合室に2名しかいなくなってから・・・
(いろいろと説明しなくちゃならない患者さんは,最後になるのかな?
いい病気じゃないから,最後なのかな?)いろいろな不安が頭をよぎる。

私は,繊維腺腫といわれることを確信して,今日の検査に来たんじゃないか!!!
そう考える強気な私がいる。
反対に,とうとう来たか・・・と,半分諦め,弱気になっている私もいた・・・


【わだじゅんさん,中にお入りください。】

おそるおそる入り,椅子に腰掛けないうちに先生は話を始めた・・・


(えーーーーーーーーっ!
 先生!私一人で病院に来たんですが・・・
 そんなこと,私だけに話してしまっていいんですか?
 家族を連れてきてください・・・ふつ,そのパターンじゃないのですかぁ???)

頭の中で,先生の話の前にそんなくだらないことが気になったことだけは
覚えている。

どんなことをどのように話されたのか・・・
記憶にない。

ただ,記憶していることは
・乳癌であること
・大きさからすると初期であること
・(初期ならば)5年は生きられますか?っていう馬鹿な質問をしたこと
それに対して,先生は生存率は90%って答えてくれたこと。
それでもって,美人薄命って言うでしょ?どうだかわかんないよ!って
笑っていたことだけははっきりと覚えてる。


乳癌かぁ・・・
ショックというよりは,とうとう私もなってしまったか・・・という
思いの方が強かった・・・


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