壮大な神話によって、
アメリカか金融帝国は、
戦争に向かって突き進んだ。
時差のこともあり、10年前の狂気に満ちた事件を記念した式典の報道は、
日本では、12日の今日になる。
イーピゲネイア王女はトロイア戦争を始めるにあたっての
犠牲としてアルテミス女化神にささげられた。
ならばニューヨークの多くの市民たちは、
まぼろしの神官 『 アルカイダ 』 の名のもとに
異教徒への遠征攻撃の生け贄にされたのであろう。
アガメムノーン王の娘、イーピゲネイアは儀式の途中で、鹿とすり替えられたとの
話もある。
つまりじっさい屠られたのは、牝鹿だったというのだ。
2001年から十年を経て、そのおぞましい事件は
昨日今日とアルカイダの仕業と、マスコミによってかたられている。
多くの人々が死んだのは、まがう事なき現実だったのだろう。
多くの人々の流された血は、元にはもどらない。
アメリカからはじまって、アフガンそしてイラクへと、流血の惨事は広げられた。
アメリカの狂気が醒めれば、今度は欧州が湯田菌の温床として狙われた。
ユーロも下落するのは成行だ ポチっ とお願いします。
旅客機の突入ではペンタゴンも痛手が大きすぎると踏んだのか。
バンカーバスター・ミサイルでも放り込んだのだろうか。
神話を書き損ねた湯田屋は近々歴史によって、断罪される日が来るのだろう。
日米のマスコミは伝えぬが、アメリカ人の六割以上が、壊れてしまった政府が関与したと 信じている。
左近尉の手許に、『ギリシャ悲劇全集 Ⅳ』 がある。
昭和35年7月10日 初版発行 人文書院
アウリスのイーピゲネイア 呉茂一 井上一彦 共訳
その解題の部分を紹介する。
文献の紹介です。
解 題
パリスのために誘拐された妻ヘレネーの奪還を企て、兄アガメムノーンの指揮の下にギリシャ中から大群を募ったメネラオスは、いまアリウスの浜に軍勢を集めトロイアに向け船出しようとする。そのとき風凪がつづいて久しく船を出せないのに、占い師の力を借りると、これはアルテミス女神のたたりで、それを解くにはアガメムノーンの長女イーピゲネイアを女神へ犠牲に上げなければならぬという。王はついに決心して故郷に手紙を遣り、娘を呼び寄せる。もとよりこのことの次第は秘し、若大将アキレウスと婚儀をおこなうためと称する。母と共に賑々しく着いた王女はことの次第を悟ると悲嘆に暮れ、母の妃は憤りに燃える。アキレウスも様子を聞いて義憤を覚え娘をけっして祭壇には上がらせまいと誓う。しかしようやく事情の止むを得ぬのを知った王女は、心を変えて自分から国家のため身を棄てようと決心して、嘆く母をかえって慰め、アキレウスの申し出さえ優しく拒絶する。
こうして事態は最後のカタストロペーへ運ばれるが、王の刃が乙女の頸にまさに触れようとするとき、女神はこれを憐れんで一頭の牝鹿を代わりに置き、イーピゲネイアの身は空中を遙かな黒海のほとりへ運び去られ、タウロイ人の国でそこなる女神の社の巫女として勤行を命じられる。しかし人々にはただ軌跡としてのみ、余の成行は知られないのであった。
この劇は詩人の末年の作と覚しく、死後に 『 バッコスの信女 』 『 アルクメーネ 』 と共に、甥の同名詩人エウリピデスによって上演され、優勝を与えられたと伝わる。あるいはなお未完成だったのを、彼によって仕上げられたともいう。ヒロインの性格なり心境なりが前と後で変転するのは、いろんな批判と支持とを古くから与えられている。
登場人物
アガメムノーン ギリシャ軍の総師。
老人 その召使い
メネラオス アガメムノーンの弟、スパルタの王でヘレーネの夫。
クリュタイメーストラー アガメムノーンの妻、アルゴスの王妃。
イーピゲネイア アガメムノーンの長女。
アキレウス ギリシャ軍第一の勇士、海の女神テティスの息子。
コロス アリウスと海峡を隔てた向かいの町、カルキスの女たちより成る。
その他 幼児のオレステース、従者、番兵など。
場所
ギリシャ軍が屯するボイオティア海岸アリウスの浜、アガメムノーン王の幌舎の外。
文献の紹介終わりです。m(_ _)m
古代の人々も現代人も、まともな感性ならば、『 無辜の人間を生け贄にする、ストーリー 』 なんて、認めるはずもない。
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紀元前のこと、何世紀もその昔でも、悲劇はあくまでも観劇して楽しむ、お芝居でしかなかった。
それをアメリカ・闇の金融帝國は、ホントに生身の人間を生け贄にして、邪教の神殿に捧げてしまったのだ。
メディア王妃でもあるまい身なれば、龍の飛車にのって現場まで跳ぶわけにもゆかぬ。ならば想像力を働かせて、デンパでスキャンするしかない。なんでも9.11の事件では、ユダヤ人の死者はほとんどいなかったのだとか。あるいは関係ないのに、完璧に倒壊したビルのオーナーもやはりユダヤ人だったとか。そして現ニューヨーク知事は、生粋のユダヤ人で大金持ち、そのうえメディアの王の一人でもある。
アメリカの闇の仕掛け人は、ジャイアンというより、ギガンテスを自任しているのだろうか。
アメリカ市民の敵はあまりにも傲慢である。
しかしある意味では、清朝末期の無政府状態に、似ているのかもしれない。
フジテレビも、同類のテレビ・メディアも、自分を批難するデモは報道できない。ゼウスはわが父クロノスに喰われた兄姉たちを、次々と救い出した。アメリカ市民たちもそのような、偉大な勇者が現れるのをまっている。
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アクセスの記録 2011.09.11(日) 2461 PV 508 IP 1045 位 / 1630949ブログ
嫌いなものは キライ
今は時代が違う。日本国の数分の一の国家に対する戦闘を継続できなくなったアメリカ。ひと時代前の言い方でなら、『アメリカ帝国の崩壊』である。嚆矢は砂漠の戦場からではなく、金融の虚空から跳んできた。いわゆるリーマンショックである。これを契機にしてアメリカのインベストメント・バンクはすべて消滅してしまった。これらの投資銀行は日英、欧州そして支那からも余剰資金を吸収して、アメリカ帝国の財政を賄っていたのである。しかし其の資金の世界的流れが途絶してしまった。
アメリカ帝国の崩壊とは、日本などのアジア各国から、そして欧州などからの金融資金の流れが途絶すること。ソ連がアフガン撤退で、弱みを見せて、各共和国の独立を招いたように、アメリカは金融施策の破綻により、日本などからの資金環流のシステムが、機能不全になってしまった。