青い目の若旦那タイラーさんで有名な「亀清旅館」は長野県、戸倉上山田温泉にある。
玄関を入ってすぐのロビーは歴史を感じる調度品がたくさん置いてあり、渡り廊下や坪庭など和風テイストでいっぱいの宿だった。
気さくなご夫婦でお迎えしてくれ、到着時にロビーでいただいたクッキーは手作りだと話していた。
[ロビーから見える坪庭]
渡り廊下を歩くとご主人手作りの坪庭があちこちにあった。
ここでは座禅体験やサイクリングツアーなど、タイラーさんがいろいろなプランを考えてくれていて、自らガイドを務めていた。
自分たちは「座禅」を申し込んだので、朝5時から近所にある臨済宗のお寺「開眼寺(かいげんじ)」で座禅を体験した。
開眼寺では毎朝5時から座禅をやっていて、誰でも自由参加らしい。
自分たちの他にも地元の人が来ていた。
座禅の後は御住職の法話を聞いたりして、とても良い体験になった。
[開眼寺]
信濃三十三番札所の十三番で、木立に囲まれた長い階段の上に本堂の観音堂がある。
亀清旅館の食事は和洋折衷の創作料理で、派手なお料理ではないけれど、どれを食べても美味しかった。
お風呂も大きくはないが、硫黄の香りがして長湯してしまうほどで、露天風呂も開放感があって気持ち良かった。
このお風呂も手造りだとか。
若夫婦が常によりよい旅館にしようと努力されている様子が伝わってくるような宿だった。