ポルトガル、ポルトにある世界一美しい本屋と言われている「レロイ・イ書店」(Livraria Lello)は、ネオ・ゴシック、アール・ヌーヴォー、アール・デコという複数の建築様式を組み合わせた2階建ての本屋で、最近ではインスタ映えするとかで、すっかり人気になってしまい、チケットを購入しないと入れなくなってしまった。
チケットは数件先の建物で買えるが、買うためにはの行列に並ばなければならなかった。
面白いことに、チケット売り場の建物の方が大きかった。
本を買うとチケット分の料金が割引になるという仕組みだった。
中に入ると1階の天井にある歯車のような木製の装飾が目に入った。
入ってすぐのところだったので見上げている人も多かった。
そして正面奥にはらせん階段があり、この階段は「天国への階段」と呼ばれているらしい。
ちょっと変わった作りで上に登ると左右に分かれている独特の形になっていて、下から見ると、階段が浮いている様にも見えた。
階段の途中ではほとんどの人が立ち止まって写真を撮っていた。
階段を登ると2階の天井は大きなステンドグラスになっていて、明るい日差しが入り込んでいた。
まさにヨーロッパならではの内装だと感心した。
自分もそうだが、本を買う人よりも建物自体を見学に来る人が多いと思う、ということはチケット代は入場料として消えてしまった人が多いのかも。
でもそれだけの見る価値のある建物だと思う。