日光市の奥にある奥鬼怒エリアには4ヶ所の温泉があり、奥鬼怒4湯と呼ばれている。
4湯とは八丁ノ湯、加仁湯、日光沢、手白沢温泉で、そのうちの加仁湯に行ってみた。
今回で2度目の訪問、1度目は日帰りの利用だった。
奥鬼怒温泉郷は環境保全のためマイカーの乗り入れが禁止されているので、その時はハイキングがてら2時間近く歩いて行った。
でも今回は宿泊での利用のためバスの送迎がある。
加仁湯と手前の八丁の湯は宿泊者のみバス送迎してくれるので、歩かずに行くことができる。
川治温泉からくねくねとした道をしばらく走ると終点に夫婦渕駐車場があるので、そこまで行くとバスが迎えに来てくれる。
かつてはここに夫婦渕温泉ホテルがあったが、今は廃業してしまっている。
加仁湯の玄関付近の風景
玄関
こんな山奥にある宿だが鉄筋コンクリートの4階建ての立派な建物となっている。
玄関を入ると売店があったりして秘湯感は余り感じられない。
源泉が5本もあるので、混浴露天風呂、女性専用露天風呂、貸し切り露天風呂、男女と内湯など大小さまざまなお風呂がある。
以前来たときに脱衣所から入ったら混浴露天風呂だったのでびっくりしたことを思い出した。
それぞれの源泉からの成分が違うために、それらを比べてみるのもおもしろい。
濁り湯でも色が少し違っていたり、透明だったりする。
元々は全部無色透明の湯が出ているのだが、その日の気候によって、変化するらしい。
写真は夜だったので、雰囲気が分からないが、周辺は山と川なので紅葉の時期にせせらぎ音を聞きながら入浴すれば最高だと思う。
食事は山奥ということもあり、それなりに工夫されていると思うが、全員が一緒の部屋で長テーブルでいただくようになっていた。
団体客も一緒なので、ついたてでもあって分かれていればいいのにと思った。
ここはお風呂を楽しみに行く温泉だと思う。