明けましておめでとうございます。
拙ブログをご訪問下さった方々は良いお正月をお迎えになられたことと思います。
自分も今年は普段とは少し違っているけれども、静かなお正月を無事に迎えることができて良かったと思い、また今年も撮った写真にまつわることや普段感じていることなどを書き連ねたブログを続けられたらいいなと思っています。
新年最初に取り上げるのは「梅」。
「梅」は縁起がいい花として知られているので、お正月にふさわしいと思って。
「梅」はどんな花よりも一番早く咲くので、寒い冬が過ぎ去ったことを感じさせてくれる花。
これは、言い換えれば困難な状況が終わり、大きな喜びが訪れるのを知らせてくれているということ。
梅は弥生時代ごろ中国から伝来したいう説があり、その時の中国語の発音が「méi」だったのでそれが変化して「梅」になったらしい。
奈良時代までは花といえば梅のことだったというほどポピュラーだったようだ。
だから昔の和歌集などには梅にまつわる歌がたくさん残っている。
有名な和歌をニ首
「こちふかば にほいをこせよ 梅のはな あるじなしとて 春なわすれそ」
菅原道真(拾遺和歌集)より
人はいざ 心も知らず ふるさとは 花ぞむかしの香ににほひける
紀貫之(古今集)より
[寒紅梅]
------- 梅 ------
- 和名 ウメ(梅)、バラ科の落葉小高木
- 学名 Prunus mume Sieb.et Zucc.(明治期シーボルトが命名)
- 英名 Japanese apricot,Japanese flowering apricot
- 別名 好文木(こうぶんぼく)・木の花(このはな)・春告草(はるつげぐさ)・匂草(においぐさ)など
日本には古くから「言霊」という言葉があり、これは一般的に言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。
また、「発した言葉に宿る摩訶不思議な力」のこと。
それを信じる、信じないは人それぞれだと思うが、マナーとして年頭の挨拶や年賀状などには災いとか○○禍といった言葉は控えるようにと教えられた。
だから年始めなどの時には少し気をつけて言葉を選ぶようにしてきた。
言霊を信じ、期待を込めて、今年は良い年になりますように!