今日の散歩中に見つけた花---コブシ(辛夷)
大きなこぶしの木を見つけた。
ある駅のシンボルツリーになっていた。
「コブシ」と聞くと早春に花を咲かせる代表的な里山の木といったイメージがある。
最近では街路樹や公園などにも植えられているらしい。
公園で咲いているのは見たこともあるが、街路樹として使われているのははまだ見たことはない。
それが駅前にあり、それも大木だったので、ちょっと珍しいと思った。
[コブシ]
里山でなじみのあるコブシには多くの別名がある。
「田植え桜」、「種まき桜」、「田打ち桜」などで、すべてがコブシの開花を農作業の目やすとしていたことに由来する。
コブシの花が多く咲くと豊作になる、などとも言われている。
今年もいっぱい咲きますように!
今日はピンクのコブシも見つけた。
これは「シデコブシ(四手辛夷)」。
[シデコブシ]
花が垂れ下がる様子が神前に供える玉串の「四手」に似ているからと名が付いた。
シデコブシの花の色は、白または淡い紅色で、花径は7~12センチくらいある。
細長い花びらが10枚以上付く。
コブシとよく似た花にタムシバ、ハクモクレンがあるが、簡単な見分け方として、コブシは開いた花の下に小さな葉が1枚付く。
タムシバには葉は付かない。
ハクモクレンは花が全開せずに、上向きに咲く。
[ハクモクレン]