北海道、十勝岳温泉には3軒の宿がある。
その中の1軒、「十勝岳温泉 カミホロ荘」は元は国民宿舎として営業していた宿で、十勝岳連峰の中腹、標高1200mに位置している。
その場所は、富良野から30分ほど十勝岳方面に登って行き、十勝岳登山口から少し下ったところ。
目の前には雄大な山々が迫り、眼下には富良野の街全体がパノラマのように展開していて、行った時には運が良かったのか雲海も見えていた。
日帰り入浴で利用した。
やはり元が国民宿舎だったので、建物は公共の宿といった雰囲気があった。
入ってすぐのところには売店や食堂があり、地元の人たちで賑わっていた。
建物の大きさに比べると大浴場はこぢんまりしていたが入った瞬間、木の香りが感じられた。
浴室全体にイチイ材が使われているからだと思う。
内湯と露天風呂が一つずつあり、内湯は外の景色が見えるように大きなガラス窓になっていた。
内湯の並びにある露天風呂は半露天になっていたが、目の前には木々が多く、眺望はちょっと残念だった。
温泉は硫酸塩泉で、源泉の温度が少し低いらしく、加温しているとのことだったが、湯上がりは肌がすべすべになって、気持ちよかった。
[内湯]
大きなガラス窓の向こうは広々とした風景が広がっていた。
[露天風呂]
帰りは「青い池」に寄りながら、美瑛方面に向かったのだが、途中でキタキツネが出てきた。
近づいても全く逃げる様子はなかったので、慣れているのかも。