日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ヒネム(緋合歓)

2021-10-05 07:00:00 | 植物

オジギソウは草だけど、それを大きくしたような感じの木を見つけた。

花の大きさは5cmほど、ネムノキに似ているけれど背が低く小さく鉢植え、これは何だろう?

見つけた花をその場でアプリで調べてみた。

以前から利用しているアプリは「ネムノキ」と出た。

花の色も違うし小さい、ネムノキならば知っている、違うから調べたのに、と思って却下。

実は数日前、友人から花の名前を調べるのにはグーグルのアプリがすごく便利だと聞いた。

だから、そのアプリをインストールしておいたばかりだった。

グーグルアプリで調べたら「Calliandra eriophylla」というように表示された。

カリアンドラってやっぱりネムノキのようなものだし、じゃあ後ろについている「eriophylla」って何?

 

 

そんな疑問から始まって導き出した結果が「ヒネム(緋合歓)」だった。

ヒネムは「カリアンドラ・エリオフィラ」といい、「Calliandra」はギリシャ語で「美しい雄しべ」で、花そのものの形を表し、エリオフィラは「軟毛の生えた葉」という意味らしい。

花のように見えるのは緋色の「雄しべ」。

オジギソウに似た細かな葉は触っても閉じなかったけれど、夜になるとネムノキなどと同じく閉じるらしい。

別の名では「紅合歓(べにごうかん)」とも呼ばれている。

花期が長いこと、あまり背が伸びないことから、鉢植えなどでも育つため人気があるようだ。

 

 

 

蕾の中にグルグル巻きになった雄しべが詰まっている。

それが少しずつほどけながら伸びてきてパフのような花になる。

花は夕方、葉が眠り始めると咲き、翌日の夕方にはしぼむ一日花。

 

 


 

学名:Calliandra eriophylla

英名:Fairy duster、Powder puff

別名:ベニゴウカン(紅合歓)

科名・属名:マメ科 ベニゴウカン属

原産地:熱帯アメリカ(テキサス州、カリフォルニア州からメキシコ)

 


 

同じ科名、属名の花で「オオベニゴウカン(大紅合歓)」がある。

「オオ○○」と付くくらいだから全体がもっと大きめで、樹高は3mほど、花は10cmくらいの大きさになる。

ボリビア原産なのだけれど、中国、台湾で多く栽培されているらしい。

 

[台湾の植え込み咲いていたオオベニゴウカン]

 

 

コメント
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