オジギソウは草だけど、それを大きくしたような感じの木を見つけた。
花の大きさは5cmほど、ネムノキに似ているけれど背が低く小さく鉢植え、これは何だろう?
見つけた花をその場でアプリで調べてみた。
以前から利用しているアプリは「ネムノキ」と出た。
花の色も違うし小さい、ネムノキならば知っている、違うから調べたのに、と思って却下。
実は数日前、友人から花の名前を調べるのにはグーグルのアプリがすごく便利だと聞いた。
だから、そのアプリをインストールしておいたばかりだった。
グーグルアプリで調べたら「Calliandra eriophylla」というように表示された。
カリアンドラってやっぱりネムノキのようなものだし、じゃあ後ろについている「eriophylla」って何?
そんな疑問から始まって導き出した結果が「ヒネム(緋合歓)」だった。
ヒネムは「カリアンドラ・エリオフィラ」といい、「Calliandra」はギリシャ語で「美しい雄しべ」で、花そのものの形を表し、エリオフィラは「軟毛の生えた葉」という意味らしい。
花のように見えるのは緋色の「雄しべ」。
オジギソウに似た細かな葉は触っても閉じなかったけれど、夜になるとネムノキなどと同じく閉じるらしい。
別の名では「紅合歓(べにごうかん)」とも呼ばれている。
花期が長いこと、あまり背が伸びないことから、鉢植えなどでも育つため人気があるようだ。
蕾の中にグルグル巻きになった雄しべが詰まっている。
それが少しずつほどけながら伸びてきてパフのような花になる。
花は夕方、葉が眠り始めると咲き、翌日の夕方にはしぼむ一日花。
学名:Calliandra eriophylla
英名:Fairy duster、Powder puff
別名:ベニゴウカン(紅合歓)
科名・属名:マメ科 ベニゴウカン属
原産地:熱帯アメリカ(テキサス州、カリフォルニア州からメキシコ)
同じ科名、属名の花で「オオベニゴウカン(大紅合歓)」がある。
「オオ○○」と付くくらいだから全体がもっと大きめで、樹高は3mほど、花は10cmくらいの大きさになる。
ボリビア原産なのだけれど、中国、台湾で多く栽培されているらしい。
[台湾の植え込み咲いていたオオベニゴウカン]