ウォーキング中に見つけた「マリーゴールド」、プランターに植えられている小さい花や畑には背が高くて花が大きいものもありました。
それぞれの花は系統が違うようなのです。
そこで、マリーゴールドの種類について調べてみました。
一番よく見かけるのが『フレンチ・マリーゴールド(Tagetes patula)』です。
プランターや花壇に植えられている草丈が20cm~50cmくらいのマリーゴルド。
小さめの花(直径が約2.5~5cm)を咲かせる品種で、花色はオレンジ・赤・黄・薄黄色など。
葉には細かい切れ込みがあり、繊細な印象。
一重咲きや八重咲きなど咲きなどもあり、複色の品種もあります。
[複色の花]
[一重の花]
畑などに咲いている、『アフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)』です。
草丈が60~120 cm程度と高く、茎が枝分かれせずに直立し、頂部に7~10cmほどの大きな花が咲きます。
葉はフレンチマリーゴールドよりも大きく、しっかりとした印象です。
花色は黄色やオレンジ色、白などがあります。
あまり見かけることのない『メキシカン・マリーゴールド(Tagetes tenuifolia)』です。
主に黄色やオレンジの小さな花を咲かせ、一重咲が多い。
花径は小さくて約2cm、草丈は 約15~20cmと低く、コンパクトなサイズです。
葉が細くて繊細なのが特徴になっていて、別名では”細葉孔雀草(ホソバクジャクソウ)”とも呼ばれます。
マリーゴールドはコンパニオンプランツ
マリーゴールドは観賞するだけでなく、とっても優秀なコンパニオンプランツにもなっています。
コンパニオンプランツとは、近くに植えると、育てたい花や野菜などにとって良い影響をもたらしてくれる植物のことです。
別の言い方では『共栄作物』『共存作物』とも言われます。
良い影響とは、病気や害虫の被害にを防いだり、生育を助けてくれたり、野菜などでは風味や味が良くなるといった作用のことです。
マリーゴールドの根から分泌される物質は地中の虫を遠ざけ、葉のニオイにも防虫効果があります。
だから、マリーゴールドは特に優秀なコンパニオンプランツとして利用されています。
学名:Tagetes
英名:Marigold
別名:コウオウソウ(紅黄草)、クジャクソウ(孔雀草)、マンジュギク(万寿菊)
科名・属名:キク科 タゲテス属
原産地:メキシコ、中央アメリカ