この時期になるとあちこちで数多くの種類のウツギの花が見られます。
ウツギは日本固有の木で、5月~6月ごろになると漏斗状の花を咲かせるものが多いのですが、中には違う形のものもあります。
「バイカウツギ(梅花空木)」は名前の通り花の形が梅の花に似ています。
空洞な枝がウツギの特徴に似ていることから「バイカウツギ」という名前になりました。
清楚で品のある花が万人受けするのか、昔から人気があってさまざまな形に品種改良が進められました。
現在では花弁の枚数が違うもの、八重咲、香りのある品種などが生み出されているようです。
1本の木に花弁が4枚と5枚の花。
1本の木に八重咲と一重咲。
「バイカウツギ」は日本原産の花、別物で「セイヨウバイカウツギ」もあります。
これは南ヨーロッパ原産の木で、花付きが良く、また非常に香りが良いのが特徴となっています。
ところがこれは日本のバイカウツギがヨーロッパに渡って品種改良されたものだと考えられているそうです。(Wikipediaより)
日本の方が先だったのですね。
セイヨウバイカウツギの一種、[ベル・エトワール]。
白い花弁の中心にワインレッドが入っている、この品種の別名は「日の丸バイカウツギ」。
学名:Philadelphus satsumi
英名:Mock orange
別名:サツマウツギ、フスマウツギ
科名・属名:アジサイ科 バイカウツギ属
原産地:日本
学名にある、『satsumi』 は薩摩のことらしい。
英名のMock orengeは「オレンジまがい」という意味で、香りがオレンジに似ているからだとか。