日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

長崎~熊本へ①---島原・雲仙

2024-04-23 07:00:00 | 国内旅行

久し振りにどこかの温泉に行きたいと思い、探していたところ、「美しい日本に出会う旅」というTV番組で熊本県山鹿市と長崎県雲仙市を特集しているのを見ました。

山鹿、雲仙の両方にはとってもいい温泉があります。

「そこだ!」と、即、決定しました。

TV番組では熊本(山鹿)から長崎(雲仙)のコースでしたが、飛行機の便の都合で逆コースになりました。

地元の名物を食べて温泉に入り、居心地の良い宿に泊る---それだけが目的の旅でした。

 


長崎空港に着いてすぐに、レンタカーで島原へ。

初っ端から名物の『寒ざらし』が目的でした。

あらかじめ調べてあったお店「茶房&ギャラリー 速魚川」に直行です。

このお店はレトロな雰囲気の「猪原金物店」の敷地内に併設されているカフェで、結構有名なお店のようです。

お店は島原城近くの狭い路地に面していて、見つけるのにちょっと迷いました。

ここでは『寒ざらし』だけのつもりが、ちょうどお昼だったので、『具雑煮』も。

『具雑煮』は、“島原の乱”の時に「原城」に籠城した農民たちの食料となったといわれています。

お餅と海や山の具材いっぱいのお雑煮で、郷土料理になっています。

 

寒ざらしは、白玉粉で作った小さな団子を湧水で冷やし、特製の蜜をかけたものです。

 

左---「茶房&ギャラリー 速魚川」入り口   右---「猪原金物店」内部

両方のお店は内部で繋がっているので、料理ができるまでの間、金物店の方を見て回ったり、砥石を使った包丁の研ぎ方のレクチャーを受けたりしました。

 

昼食後、今日の宿は小浜温泉に取ってあったので、島原から島原半島を横断して小浜温泉へ向かいました。

途中にある『雲仙地獄』の見学もさっと済ませて、小地獄温泉の共同浴場で立ち寄り湯です。

[雲仙地獄]

 

[小地獄温泉館]

 

小地獄温泉は雲仙温泉の中心街から、少し下った場所にある温泉で、数軒の宿と日帰り施設の小地獄温泉館があります。

小地獄温泉館は、道路を挟んだ場所にある『国民宿舎青雲荘』の外湯として、昔からの共同浴場を改築したもので、木造の八角形のドーム型の建物が特徴になっています。

まだそれほど古くないのですが、建物が黒っぽく見えるのは温泉の成分で変色しまったようです。

温泉はすぐ裏にある地獄から直接引いていて、かつては吉田松陰も訪れたといわれている施設です。

入浴料は500円、入り口にあった券売機で買うようになっています。

中に入ると突き当たりは男女一緒の広い休憩所があり、窓からは裏手の山から煙が沸く様子が見られました。

両方のドームのそれぞれ向かって左側が男湯、右側が女湯でした。(浴室の内部写真は撮れませんでした)

女湯の方は内部は広くて浴槽が2ヶ所、小さめの熱い浴槽と大きな適温の浴槽に分かれていましたが、多分男湯も同じだと思います。

休憩所にあった説明書きには「源泉温度90°、浴泉温度40°~45°、泉質は硫化水素泉、雲仙唯一の白濁したにごり湯」となっていました。

これこそ温泉、といった硫黄の匂いのする白濁した、一番温泉らしい雰囲気が味わえる温泉で、入浴後の肌はしっとりすべすべになっていました。

 

立ち寄り湯の後は、山を下って海側へ一直線。

本日の宿泊地小浜温泉へ。

季節も天気も良かったので、新緑の中、気持ちよくドライブできました。

 

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モミジイチゴ(紅葉苺)

2024-04-21 07:00:00 | 植物

街中にサクラが溢れていた時、林の中にもサクラに似た花が咲いていました。

「モミジイチゴ(紅葉苺)」です。

代表的なキイチゴ(木苺)の仲間で、6月末にはオレンジ色の実が生るのですが、その実はキイチゴの中ではとっても美味しいと言われています。

葉の形がモミジ(楓)に似ているからと、モミジイチゴという名前になりました。

枝は垂れ下がるように伸びて、間隔を開けて花と葉がつきます。

花は下向きに咲くので、のぞき込むようにして撮影しました。

柔らかな緑色の葉と白い花がとっても可愛いのですが、茎には鋭いトゲがあるので要注意です。

 


 

学名: Rubus palmatus

英名:Japanese wild raspberry

別名:キイチゴ(黄苺)

科名・属名:バラ科 キイチゴ属

原産地:日本

 

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「ナシ(梨)」と「カリン(花梨)」

2024-04-19 07:00:00 | 植物

この辺りは「ナシ(梨)」の産地です。

だから、サクラが終わる頃には、ナシの花が満開になります。

少し住宅地から離れると畑が広がり、その畑はナシの花で真っ白になっています。

[ナシ畑]

[ナシの花]

 

白一色の梨畑の片隅に大きな木があって、ピンクの花が咲いていました。

「カリン(花梨)」の木でした。

白い梨の花を見慣れていたので、ピンク色がとっても新鮮で、可愛く見えました。

梨もカリンもバラ科です。

だから花は良く似ています。

花の数ではナシには負けますが、カリンの方が色がついているだけちょっと華やかかも。

 

去年のカリンの実でしょうか、まだ木に残っているのものありました。

 

 

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カイドウ(海棠)

2024-04-17 07:00:00 | 植物

例年ならばサクラよりもちょっと後に開花する「カイドウ(海棠)」、今年はサクラが少し遅かったためか、同時期に咲いていました。

サクラのお祭り騒ぎの陰に隠れてしまいますが、なかなか捨てがたい花です。

こんなに大きなカイドウの木も珍しいです。

 

花は濃いピンクの蕾から始まり、開くと薄紅色になっていきます。

花柄を長く伸ばし、下向きで慎ましく、それでいて華やかな姿がいいですね。

サクラはすぐに散ってしまいますが、カイドウの花の寿命は長いので、ずっと楽しめます。

 


 

学名 :Malus halliana

英名:Hall crabapple

別名:ハナカイドウ、スイシカイドウ(垂糸海棠)

科名・属名:バラ科 リンゴ属

原産地:中国

 

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カラスノエンドウ(烏野豌豆)

2024-04-15 07:00:00 | 植物

ウォーキングコースは大きく分けて3コースあります。

住宅街コース、雑木林コース、郊外コースとそれぞれに名前を付けてあります。

毎日気が向いたコースを歩きながら花を見つけているのですが、住宅街コースでは庭木、雑木林コースでは樹木や山野草、郊外コースではそれらに加え、いわゆる雑草と呼ばれているような植物を見つけることが多々あります。

(昭和天皇のお言葉に『雑草などというものはない』という名言がありますが・・・)

 

「カラスノエンドウ(烏野豌豆)」です。

郊外コースで見つけました。

春先からずっと咲いています。

柔らかそうな葉と赤紫色の小さな花はずっと目立っていました。

野原に生えているエンドウ豆で、実が熟すと真っ黒になるところから「烏野豌豆」になったと言われています。

道路脇や空き地など、あちこちで群れていました。

そんな中、白花のカラスノエンドウを見つけました。

 

カラスノエンドウの白花種は珍しくて、滅多に見られないようなのです。

見つけられてラッキーでした。

 

カラスノエンドウの葉先はくびれていて、『矢筈』のようにみえることから、別名でヤハズエンドウとも呼ばれています。(矢筈---矢の上端の弦を受ける部分)

カラスノエンドウという名前が馴染み深いのですが、標準和名としてはヤハズエンドウが採用されているようです。(Wikipedia)

そのため多くの専門書ではヤハズエンドウの名前で掲載しているとのことでした。

 


[スズメノエンドウ]

カラスノエンドウよりも花も葉も一回り小さい、スズメノエンドウです。

花は5㎜ほどの大きさで、花茎の先に花が4~6個、まとまって咲きます。

花の色は白に近い淡い紫色らしいのですが、どう見ても白にしか見えませんでした。

 


[カラスノエンドウ]

学名:Vicia sativa

英名:Narrow-leaved Vetch

別名:ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)

科名・属名:マメ科 ソラマメ属

原産地:日本

 

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