10/24(水) 有給申請をして、浅草で開催の津軽こぎん刺しワークショップに参加してきました。
浅草を歩くのは久しぶり。道沿いにソロバン屋さんがありました。
会場は「Amuse Museum」。浅草寺境内のすぐお隣でした。
講師は「佐藤陽子こぎん展示館」の館長・佐藤陽子先生。
前半が津軽こぎん刺しのルーツについての講演で、後半が実際に針を持ってこぎんを刺すという内容でした。
キルティングやクロスステッチは針を布に対して直角に入れて直角に出します。こぎん刺しも今まで自己流で同じように刺してましたが、この日教えていただいたのは「刺す」というより「縫う」でした。運針の『波縫い』のようにグシグシ針を進めます。そして糸こきすると糸が布の中にいい具合に収まっていくんです。今まで刺したこぎんより、裏がとても綺麗に出来ました♪
佐藤陽子先生はこぎんを刺す方からは伝説のように語られてる高橋寛子さんに師事したとのこと。
高橋寛子さんは公に人前に出ることはなく、陶芸家の御主人がデザインした伝統を踏襲したこぎんの図案をひたすら刺してらしたそうです。
亡くなった後、佐藤陽子先生が図案や作品など受け継ぎましたが、広く皆さんにこぎんの素晴らしさを知って欲しいというのが故人の願いだったそうで、「佐藤陽子こぎん展示館」のサイトでたくさんの図案を著作権フリーで公開されています。
ワークショップでも古い野良着や図案の作品を多数持参してくださって、全て写真撮影OKで是非実際に手で触れてくださいとのことでした。
当日撮った写真を4枚アップします。
1枚目の写真はワークショップで刺した図案の完成品。
2枚目は古い野良着の裏側です。こぎんは裏もこんなに綺麗です。
3枚目と4枚目は「佐藤陽子こぎん展示館」のサイトで公開している図案を実際に刺したもの。
写真の最後にサイトへのリンクを貼りますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。
佐藤陽子こぎん展示館
http://youko-kogintenjikan.com/