第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

授業について行くのが大変です・・#Day 20

2015-04-20 20:00:13 | Mahidol University編
過度の緊張と不安のカオスを極める4月初旬、
連休が沢山あり、バンコクで遊び疲れる4月中旬
暑さでそろそろ体力を消耗し、毎日眠い月末

容赦なく、授業のスピードが加速していきます。

そもそも6ヶ月間でTropical medicine の専門的な内容をギュウギュウに詰め込む合宿みたいな内容なので、
毎日毎日があっという間に流れて行きます。充実していると言えば充実しているのですが

5時頃になると頭が真っ白の放心状態になり、カラスが鳴くから帰らねばならない状況です。
もう少ししたら、この環境下でタフに生きるためのスタミナがつくかしら。

さて、合間に実習のような事がチラホラ入ります。

先週あった抗生剤の内容は秀逸でした。
勿論各国から既に診療経験を持っている医師が集まっている為に、全抗生剤の講義をわずか1時間足らずで(相当な早さ)終え、
残りの1時間は下記の様な、病気と抗生剤のグループに分けられて背中に札を貼られます。

自分はそれが何であるのかわからないので、色々な人の背中をみて、お互いに読み上げ、カップル(Bestに近い治療)を選ぶというもの。
お遊戯?みたいで楽しかったです。


また本日は、綺麗な細菌検査室の方が来て下さり(非常に美しい英語を話す人達です)
MacConkey 培地、S-S培地、TCBS培地などがどの菌の分離に有用かなどを学びます。

サルモネラのモノクローナル抗体を用いて、培養した菌種を当てるなどの実習を行いました。
勿論日本では、人任せで覚えようとしなかった検査内容であった為に、初心を思い出しました。


そんなこんなんで、毎日が激流に飲み込まれて流れていっております。