第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

視野の広さ、思考の深さ

2015-05-15 17:49:14 | Mahidol University編
こんにちわ、皆様。

最近はめっきりと、こちらの気候にも適応し、
友達ができるか不安(小学生みたい・・)であった3月末の事が嘘の様に気が楽になってきました。

たしかに、自分の言語能力の無さから非常に気後れすることも多々ありますが、
それでも周囲の友達は全く気にせずに話しかけ続けてくれるのが本当に嬉しく、感謝の気持で一杯です。

座学がメインですが、病棟実習もあります。

病棟実習では、本当にマラリアで苦しんでいる患者さんを少し垣間見させてもらったり(Severe caseです)
クラスでグループディスカッションをすることも多く、今のところ実学中心で非常に良い教育をしてもらっていると思います。

本日は、自分が非常に好き(まだ尊敬できるまでは存じていない為に)な教授の授業(公衆衛生学)でした。

何が凄いかって、テーマが壮大です。

公衆衛生学講座の教授ですが、臨床医として非常に疾患や疫学の見識が非常に深く
新興感染症と人類の闘い、Vectorである虫は実は極々一部で虫は悪くない等、時には虫の気持になって話をされたりします。

その見聞の広さや思考の深さ、なにより話の面白さ、迫力、情熱、身振り手振りから感動さえも感じる類の方です。

優れた医師は、本当に優れた教育者である事が多く、かつ次世代の医師に自分が得た医学のノウハウを如何に伝えるべきかを自然と身につけている様に感じます。

国が異なり、言語が異なれど、尊敬する人は何処にでも居るものであると思います。

そんな先生の周りには、授業終了後にも、いつもサッと帰ってしまうDMTH学生の人だかりが出来ました 笑。