DTMH修了式
4月1日に緊張の連続(当初は友達できるかレベルで不安でしたから)で始まったDTMHコースがついに先日9月25日をもって修了しました。
人間が持つ適応力は恐ろしく、言語や文化や宗教を超えて一緒に学んだ同期の医師達はかけがえの無い大切な仲間となりました。
何より大事な勉強に関しては、4月にアドバイスしてくれた羽田野先生の言葉が非常に威力を発揮しました。
「単なるテストの為では無く自分の将来にとって何が大切かを大事にしながら勉強すると良い」と頂いた最初の言葉のおかげで、億劫だったテストやら何やら不安な気が晴れました。
この半年は平均月1.8回は帰国して、日本国内での仕事と自分の臨床力を落とさない為の修行と生活費の捻出をするという事と並行しながらという少々Painfulな日々でしたが、それ以上に自分の根幹を鍛える良い経験になったと思います。当初心配であった学業は、結果的には遥かに自分が予想した以上の実りと成績で卒業できました。
英語で話す事が何より苦手な自分に取って、リーダーとしてスピーチする事がやたらと多いプレジデントとしての役職は自分の一番弱い所と強い所を醸しだすのに最適な経験となりました。当然ながら、自分の有利な環境でいたら自分はここまで苦労しなかっただろうし、逆を言えば成長できなかっただろうし、色んな意味で支えてくださった先生方、同期の医師達、家族、全ての人に感謝の気持で一杯です。
打ち上げで同期の連中は皆が口を揃えて感想を述べていました。「楽では無いけど一番人生で充実していた」と・・・。
これも、やっぱり一生会えないかもしれない同期の医師達が集まり、合宿の様にワイワイと学ぶといったMahidolマジックの技なのかもしれませんね。
私は、日本で断らない救急系病院で4連続当直の3連続日勤(つまりぶっ通し)をやり終えた所で、現在羽田のロビーで物思いにふけっております。明朝12時間後に始まるMCTMコースの初日の授業に参加する為に今からバンコクへ帰ります。飛行機にのって、バンコクに着いたその瞬間から、このブログのタイトルと内用はMCTMのものへ変更される予定です。とりあえず、折り返し地点を通過し、明日から自分とのさらなる闘いへ移行します。引き続き、来年以降にこられる方々に有意な情報を掲載したいと思います。
あっ、いい忘れました。マヒドンに来られるかたは、必ず自国の民族衣装を持ってくるようにしたほうが良いです。日本人では暑いのでやはり、浴衣でしょうか。