第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

勉強方法 基礎編 

2017-08-17 21:01:37 | 総合診療

みなさまこんにちわ。

今日は昼飯、夜飯と優秀な医学生達とまみれておりました。

本当に彼らから学ぶことも多く、会話をしているとあぁ自分はこんなことを考えているのだなぁと

メタ認知が働き、自分を観察できました。

さて、良く質問される「勉強の方法」

低学年生の医学部に入ってから急激に低下するモチベーション、医学に興味がもてない受験ができる(た)若者達。

医学の勉強は根本的に範囲は無限であり、参考書や問題などは基本的にありません(無理に試験用に作成はしますが。。)

 

今日は、久々に随分昔に本を読んだりしてまとめたものを掘り起こして、彼らに渡しました。

こんな事を考えてメモしていたのだなぁと。。感慨深いです。そもそも勉強と言う言葉がキライです。

それは単なるテストのための対策だったり、点数を取るための努力だったりを連想するので、個人的は力をつけると言う事を「勉強」だと思っております。

 

そもそも、興味があったり、好きなことは理解度や記憶の定着が良いはずなので、勝手に学んでいけるはず。

どちらかと言うと忙しい時間でどう力をつけるか?と言うことを最近は考えております。

 

以下、個人の独断と偏見の力を伸ばすための学び方。

社会に出た学びとまた異なることもあるので、これは学生時代には特に有用だったのかもしれません。

 

#勉強というのは形が大事なのはではなく中身が大事で、今日は何が身に付いたかどうか?何ができるようになったのか?

(何ページ読んだ、何時間したと言う数値は意味がない)勉強している気分になっていないか 自分に振り返ろう。

 

#本当に知識が定着しているか、思考しているか、考えているか、丸暗記になっていないか。

 

#最大の鍵は抽象化である。課題に向かう前に、常に何故?何故?を考える。それを人に説明できるように自分に問いかけながら学ぶ。

 

#質の高い勉強法×必要な勉強量=望む結果

どんな勉強にも最低限やらなければならない量があるので、それをこなさないと望む結果は得られない。

 

#集中していなければ、そこで勉強した事の多くは頭に入っていない。

 

#緊急では無いけど、長期的に人生の役に立つ事を先延ばしにするほど人生は停滞する。

 

#勉強時間の確保法

① 1日のスケジュールから勉強以外の無駄な時間を排除する

② 今まで時間の使い方をしていたら勉強時間は確保できない。

③ まず、勉強時間を確保する。その後でどうこなすかを考える

 

#やるきが出る公式 【願望×体力×人間関係×考え方】

 人間は満たされた環境ではモチベーションが保てない生き物 。

人間は変化する必要性がなければ変化する行動を起こしたがらない生き物

 短期敵な快楽に流されない強い願望を持てばやる気も生まれる。

 どういう人間になっていたいかをイメージすると行動が変わる。

 肉体がやる気に与えている影響を察知しマネージメントする(疲労しない、健康を維持する)

 

#学びぶための集中力は環境×肉体×技術×感情  

(集中力は意識して鍛えないとどんどんと衰える)

環境:最低限の自分の集中環境はどこにあるか知る。

肉体:健康を保つ、勉強中に適度な運動とストレッチを

技術:必ず期限を授けて集中する努力。

 感情:感情の乱れは集中力を極端に低下させる。

 

#マルチタスクは非効率、各個撃破が効率より集中力を有む。

 

#継続力をみにつける:継続することで初めて意味があり、学びは継続なくして成り立たない。

 

#凡人が非凡になる唯一の方法。それは、継続すること。