帰してはいけない外来患者第2版
総論 裏診断学!診断エラーをがっつり書かせていただきました!!何より、前野先生、松村先生からの依頼でありましたのでそうとうイキリまりした☆
どうやったらカッコよく診断できるか?というのは実際は・・ある程度の臨床能力がつくと大した問題ではなくて、プラトーになりやすい領域です。そのExpertレベルはまた別のトレーニングが必要です。
ましてやイキって鑑別診断がいっぱいあがることを自慢する必要もなくて(今はスマホ検索の次代ですので・・不安になれば毎回確認するほうがとても効率的で安全です)
どうすれば、だれしもがハマりやすいピットフォールを安全にくぐり抜けることができるか?
どうすれば、患者さんを安全に帰す事ができるか?
これが大事かと思います。
以前のブログで持論を展開しました。誰しも医師は診断エラーしまくります。これは、Quality improvement and safety 数学的な理論の原則です。
”たとえば、先行研究からプライマリ・ケアセッティングやERセッティングなどのUncertaintyが高い領域がもっとも診断が難しくて診断エラー率3-15%(外来セッティングでは5%以下)とされています。それでも診断正答率95%って、一般の方からしたら結構高いし、信頼できる診断正答率だと感じませんでしょうか?
では仮に、その95%の診断正答率であったとしても、それを25回繰り返すと一回もエラーをしない確率は28%になります。
だいたい一日の外来初診患者を25人見ているとしたらどんなに優れた診断名医でも3日間に2回は診断エラーに遭遇していることになりますね。”
と紹介しました。やはり、我々医師は光のあたりにくい、診断のカッコ悪い部分を謙虚に学ぶことなくプロにはなれないと思っています。どうか、手にとってお読みいただければと思います。
下記から、是非お読みいただければ、日本の安全性が少し進むかとおもいワクワクしています。
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