みなさま こんにちわ。
今から6日間の31日までに必ずや!朝から夜まで時間を無駄にせず原著論文を一本書き終える!!と決めてSNSシャットダウンを予定しています。こちらに方に、昨日の出来事を書き加えておきましょう。僕はこの内容を日記的に時々見返しては、どこかの記事やアイデアにとりとめておりますので、いつかくるその日のために。
今日は新しい時代がきたことを秒速で理解するのに十分なイベントでした。珍しく緊張しました。
*僕の意見は、大学の総意ではなく、あくまで個人の勝手な妄想性障害級の意見であります。
医学教育で気鋭のShikino先生がこの数ヶ月で医学教育は10-20年を取り戻したとおっしゃてましたが(人のせいにします)、まさに医学教育改革は今この時がチャンスです。
コロナの襲撃は我々大学にとって今までの授業や講義スタイルが本当に学生の学びになって、合理的であったのか?について深く再考する機会になりました。
今後日本の大学側が授業や講義の方法を試行錯誤しながら進化させた後に行きつく先はなんでしょうか?
僕は優れた教え手ないしコンテンツがDistatant Learningで全国一斉受講可能になってしまうことだと思います。全国の医学部の教養や基礎医学の授業も一部の基礎的知識を習得するための内容は理論上一斉で可能に・・。
これで明治時代から150年変わっていないシステムが代わり、足し算の原理で増えるだけ増えた学生の負担や教員の負担がガクッと減ります。
そして今後は、独自性と差別化を各大学がどのようにポリシーを持って進めることができるか?ということになるかと思います。大学で教えるべきことの価値感や大学の評価基準も変わるかもしれません。
僕ら教員は普段、●●でなければならないという常識にひどく縛られまくっています。僕のようなトンチンカンな人間はそれにひどく疲弊します。
学生さんは別に大学に来なくても・・イイ(ぺこば風に)のです。強制的に毎日朝から夜まで座っているのは確かにお互いにとって効率が悪い。
優良の動画、ビデオ、スライド、教科書などのコンテンツはすでに世界中に存在しております。アウトソーシングで補えることは補うべき時代で、それができないとスマホが出てきた時にガラケーで粘っていた僕の両親と同じように色々なことで勿体ない思いをするかもしれません。
毎回授業の出席をいまだに紙で取らなくても(事務の負担は計り知れません・・、申し訳なくて・・)、目的と評価とゴールをしっかりと教員側が考えて新しい手法を用いて挑戦をすれば結果は実はあまり変わらない、いやむしろ良い可能性が高いです。無念ですが、我々が【教えない方】が良いかもしれないのです。
そして今後は、わざわざ対面で教育を行うという価値が相対的に高まります。例えば医師30人を集めて行うカンファレンスや会議が時間給×人数の合計に見合わない内容も同様です。確実に今後改善されます。
一方、わざわざ集まるという行為の価値が高くなったからこそ【直接会える時間】の重要性や大切な何かを意識するようになったと思います。大切な時間をどのように過ごすかという自己決定権は我々個人にあります。
この際、大学という組織で思考が固まってしまっていた部分は一旦崩壊させて、大学スタッフと学生全員がWin-WinでHappyに感じる方向へ転換することが、今回のつながりの力なのではないかと感じています♫
事務作業におわれ、「ジカンガナイナイ」念仏を毎日唱えなければならない大学教員がそんなに数多くいらない時代になれば、一生懸命頑張っている教員が臨床と研究に集中しやくなるかと思います。その時には真っ先に病院にとって収益をあげていない僕がクビになりますでしょう (多分、我が医学部長が守ってくれるハズ)。
学生も研修医も教員も、偉い大学の先生も関係なく、みんなで新しい未来を作ることができればイイなぁと思った今日のイベントでした。
参考文献
1. Schwartzstein RM, Roberts DH. Saying Goodbye to Lectures in Medical School - Paradigm Shift or Passing Fad? N Engl J Med. 2017;377(7):605-7.
2. Emanuel EJ. The Inevitable Reimagining of Medical Education. JAMA. 2020.
3. Nadarajah VD, Er HM, Lilley P. Turning Around a Medical Education Conference: Ottawa2020 in the time of Covid-19. Med Educ. 2020.
4. Prober CG, Heath C. Lecture halls without lectures--a proposal for medical education. N Engl J Med. 2012;366(18):1657-9.
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