みなさまこんにちわ。
先日は島根が誇るSee one, Do one, Teach oneの研修病院 益田日赤にてDelivery Education(デリエデュ:シモではない!)に行ってまいりました。
今回は、絶対聞けるようになる過剰心音S3, S4の聴取の方法でした。Low pitch の圧のような音は意識して訓練しないと絶対に聞こえるようにならないので(それさえすれば絶対にできるようになる)まず理解することが大事なんですね!
また島根県内の研修病院として人気がある益田日赤の研修内容をなぜ(熱心な人たちに)人気があるか、調べに行ってまいりました。
非常に感銘を受けたのが、驚くほど研修医の議論のレベルが高く(島根の英雄 岩田健太郎先生の書籍や盟友坂本そう先生の救急など熟読しており)、どちらかというと医師の臨床能力を高めるための基本の考えたを忠実にやっている印象でした。ここにおられる、指導医の岡本先生のジェネラルマインドの姿勢が本当に素晴らしく、さらには研修医への無限の情熱と愛を感じます。さらに驚くべきことに院長先生が(ふらっと)研修医室に訪れてこられて一緒に勉強されて帰るとのこと。。こうでなければいい教育はできないので、本当にカルチャーがあるのだなぁと、大好感を持ちました。
研修医の先生がメインにresponsibilityをもらいながら活躍している患者さん/疾患の層は幅広く、胆管炎、膿胸、肝炎、肝膿瘍、肺炎、Psycongenic problem、腎不全、高齢者の心不全などなど、非常に良い経験をされていて僕が育った環境にとっても似ていて嬉しかったのでこれからちょくちょく遊びに(こちらも本気で勉強して学びに参ります)行かせていただこうなと思いました。
懇親会は、イケスからとりだして、目の前でまだ動いている生きているイカの刺身が本当に美味しくて。。
昨今では、Spoon feeding(教わることが当たり前的な)とJumping education(一つの領域の手技に走って数年で専門的なことだけをしたい)という流れがあると思いますが、やはり最も個のレベルを高め、集団のレベルを高める方法はSee one, do one, teach oneであると思います。そう、大事なことはやはり研修医同士でおしえあうカルチャーであるのですね。そういう大事なことを再認識させられた夜でした。もちろん、Why?? How?? どうやって乗り越えるか?を考え続けて、自分で勉強できる姿勢が身につきさえすれば、研修医はどこまででも成長していけます。そういう若者を数多く見てきました。
ハーバード大学、スタンフォード大学、ジョンホプキンス大学などのDistant learningも山ほどあるし、無料のCoursera, Edexなどいくらでも勉強し放題です。
おそるべし現代社会。インターネットと質の高い分かり易すい医学情報がこれだけ溢れるようになった昨今、もうほとんど田舎に住むなどの地の不利はなくなってきています。
益田いいですね。本当に。
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