温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

東北秘湯の旅(桂の関温泉、越後路の豪農の館、広田温泉)

2022年06月15日 | 秘湯巡り
① 6月6日、雨の降る蔵王温泉を出発し、国道113号で新潟県に向かいました。

② 山形県は「さくらんぼ」が有名ですが、道路わきのサクランボは、まだ熟していない雰囲気でした。
 ところが、新潟県に入る直前の「道の駅」で、「今年 初物のサクランボ」入荷に出会いました。
 友人は、奥さんに一箱3千円のサクランボを買いました。

③ 新潟県に入り、「桂の関温泉 ゆ~む」に浸かりました。 
 泉質は、Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉ですが、塩素臭に一挙に現実に引き戻された感じです。

④ 次に、新潟市にある「豪農の館 北方文化博物館」に行きました。
 明治の最盛期には1,370万㎡の田畑を所有していた「伊藤家」の館です。
 美しい庭園に面した座敷は、畳100枚です。
 この大広間が、毀滅の刃の「柱合会議」の舞台と似ているということで「コスプレ」で写真を写す人もいるそうです。

⑤ 東北秘湯の旅の最後の宿は、奥深い山中にある「広田温泉 奥の湯 湯元館」です。
 
⑥ 源泉はアルカリ性冷鉱泉(pH9)なので、加熱しています。

⑦ 鄙びた場所にある一軒宿ですが、満室でした。
 宿の長男の心を込めた料理が評判良いようです。

⑧ 6月7日には、高速を使って帰宅しました。
 秘湯巡りとしては大満足の旅でしたが、温泉+運転+食事の繰り返しでかなり体重が増えました。
 走行距離は2200㎞ですので、日本の長さ3000㎞の約2/3は走ったでしょうねえ。

東北秘湯の旅(湯浜温泉、中山平温泉、蔵王温泉)

2022年06月14日 | 秘湯巡り
①6月5日、須川高原温泉を出発し、国道398号を南下し、宮城県にある「ランプの宿 湯浜温泉 三浦旅館」に向かいました。
 国道に車を駐車し、渓流沿いの山道を20分ほど歩いていく秘湯です。

② 山中の一軒家で、徒歩でしか行けない衛星電話とランプの宿です。

③ 奥さんが「熱湯なので水をじゃんじゃん入れて!」と言いました。
 源泉は単純温泉、61℃、pH7.8で、水を入れても、なかなか体を沈めることはできませんでした。

④ 山道の途中には、宿所有の露天風呂(野湯)がありました。
 源泉は別で、硫黄泉です。

⑤ 更に国道を南下し、鳴子温泉郷 「中山平温泉」に向かいました。

⑥ 浸かったのは、旅館「うなぎ湯 琢ひで」です。
 泉質は、含硫黄・Na-炭酸水素塩・硫酸塩泉、pH9.4です。
 以前浸かった、別の「うなぎ湯」は、名前の通り、「鰻」の「ぬめり」を思わせるトロトロの湯でした。
 しかし、今回の湯は、単にぬるぬるしたアルカリ性の湯という感じでした。

⑦ 次に、国道47号で山形県の尾花沢市に向かいました。
 そして、国道13号を南下し、天童市を経て蔵王に向かいました。

⑧ 宿泊は、蔵王中央ロープウエイ乗り場の前にあるルーセントタカミヤです。

⑨ 蔵王温泉に系列のホテルが6つあり、宿泊者はどこも無料で浸かれます。
 早速、「名湯舎 創」で浸かりました。

⑩ ホテルマンに聞くと、「一番人気の風呂は、このホテルです」と自慢げに話してくれました。
泉質は、酸性ー含硫黄・Al-硫酸塩・塩化物泉、pH2です。
 この旅行で「強酸性」の湯に立て続けに浸かったので、肌がカサカサしてきました。



 

東北秘湯の旅(国見温泉、小岩井牧場、鉛温泉、大沢温泉、須川高原温泉)

2022年06月13日 | 秘湯巡り
① 6月4日、宿を出発し、国道46号線から岩手県の山中にある「国見温泉」を目指しました。
早朝なのに数キロに渡って山道の片側に自動車がぎっしりと駐車しており、対向車が来たらどうしようかと心配なほどでした。
風呂に入って来た人から「朝4時ころから根曲がりだけを採りに来た人たちだ」と教えてもらいました。
瓶詰の「根曲がりだけ」は数千円もするので、必死に採りに来るんでしょうねえ。

② 国見温泉は、源泉(49.8℃、pH6.8、含硫黄・Na-炭酸水素塩泉)は無色なのに成分中に含まれる藻が光合成をするので緑色に変化します。
 これほどの緑色の湯は、初めてです。

③ 盛岡ICに出るため国道46号線を東に走り、途中で「小岩井牧場」に立ち寄りました。
 2600Haの農場と岩手山が綺麗に見えました。
 昼ならジンギスカンを食したのにねえ。

④ 東北自動車道を南下し、花巻南ICで降り、花巻温泉郷に向かいました。
 県道12号線沿いには素敵な温泉が一杯です。
そのうち、日本一深い自噴の天然岩風呂がある「鉛温泉 藤三旅館」へ行きました。
源泉が5本もありますが、この1.25mもの深さがあり立って浸かる「白猿の湯」(単純アルカリ温泉、59.1℃、pH8.)が圧巻です。

⑤ 次に、「大沢温泉」へ行きました。
 ここは、宮沢賢治が父につれられやって来たというコトで有名な温泉です。
 豊沢川のせせらぎを聞きながらゆったりと浸かりました。

⑥ 東北自動車道を更に南下し、一関ICで降り、栗駒山を目指しました。
 高速道路では晴天でしたが、栗駒山の「須川高原温泉」は強風と霧の中でした。

⑦ 宿に荷物を置き、近くの「栗駒山山荘」の湯に浸かりました。
 湯は、須川高原温泉からの引き湯なので宿泊者は無料です。
 ここも晴天だったら絶景なのにねえ。

⑧ 「須川高原温泉」は、源泉(pH2.2、50.5℃、酸性ー含硫黄・鉄ーNa-塩化物・硫酸塩泉)が毎分6000㍑の湧出量です。
 露店風呂も霧の中で残念!
 朝も、5℃で震えていました。




東北秘湯の旅(藤七温泉、ドラゴンアイ、後生掛温泉、新玉川温泉、駒ケ岳温泉)

2022年06月12日 | 秘湯巡り
① 6月3日、酸ヶ湯温泉を出発し、東北自動車道を南下し、岩手県・秋田県に向かいました。
 途中(青森県)の城ヶ倉大橋は、天気も良く期待のできる出発です。

② ところが、秋田県側の八幡平温泉郷付近は大雨でした。
 予定を変更しようかと思いましたが、「折角ここまで来たのだから!」という思いでアスピーテラインを走りました。
 すると、太陽が顔を出し始めました。 「天は我を見捨てず!」

③ 岩手県側にある標高1400mの「藤七温泉 彩雲荘」です。
 女性専用の露天風呂を含め、5か所の露天風呂があります。

④ 源泉は3か所もあり、泉質は単純硫黄泉、pH3.4、90.6度です。
 写真では分かりにくいですが、湯床からプクプクと湧き出ています。
 周りには残雪もあり、最高のロケーションです。

⑤ この旅行の前、カニさんから「折角ならドラゴンアイも見た方がイイ」というアドバイスをいただきました。
 山頂のレストハウスから20分ほどの雪道を歩きました。

⑥ まだ完全なドラゴンアイではありませんでしたが、不思議な景観に感激しました。

⑦ 秋田県側にある「後生掛温泉」で昼食をとりました。
 以前浸かったことがあるので、今回は止めましたが、後で「12カ所の湯が新しくなった」との情報を得て後悔しています。

⑧ 国道341号を南下し、「新玉川」温泉に浸かりました。
 泉質は、 酸性-含二酸化炭素・鉄(II)・アルミニウム-塩化物泉 ですが、「日本一の強酸性泉」で有名です。
 pHは1.13で、まさに希塩酸の風呂に浸かるようで、皮膚がピりピリします。

⑨ 宿泊は、田沢湖に近い「水沢温泉郷 駒ヶ岳温泉」です。
 一番気に入ったのは、一人でゆったりと浸かれる家族風呂の「岩の湯」です。
 泉質は、56.8℃、Ca・Mg・Na-硫酸塩・塩化物泉です。

⑩ 内風呂も広々として源泉かけ流しです。
ここの「十割蕎麦」は有名なようです。
 夜には、近くの「乳頭温泉 鶴の湯」に無料送迎してくれます。
 後で、経営者が同じだというコトが分かりました。

⑪ 秋田に来ると、いつも気になるのは「秋田美人」のポスターです。
 どうも「日本人離れした顔だち」ですよねえ。

 

東北秘湯の旅(東北温泉、みちのく深沢温泉、雪中行軍遭難像、酸ヶ湯温泉)

2022年06月11日 | 秘湯巡り
① 6月2日、おおま温泉から八甲田に向けて出発しました。
 今日も天候に恵まれそうです。

② 大間から4時間30分の運転で「東北温泉」に到着しました。
 この温泉の売りは「日本一黒い湯 モール温泉」です。
 露天風呂の黒い湯の面に周りの緑が綺麗に映っています。

③ 黒いと言っても底が透き通って見え、紅茶色の金沢近辺の湯と同じです。
 日本一の黒い湯は、新潟県や宮城県にあると思いますがねえ。
 源泉は47.5℃、アルカリ性単純温泉で、湧出量毎分400㍑がかけ流しです。

④ 風呂で地元の人に出会うことがありますが、青森のお国言葉は、かなり難解です。
 しかも、津軽弁、南部弁、下北弁と異なります。
 話す場合は、「名詞」を頼りに内容を類推します。

⑤ 八甲田に向かう途中、八甲田山系を見渡せる場所がありました。
 まだ残雪が綺麗に見えます。

⑥ 次に向かったのは、八甲田山麓にある「みちのく深沢温泉」です。
 かなり鄙びた場所にあり、秘湯を求める人には魅力的な温泉です。
 内風呂も露天風呂も源泉(Na・Ca-硫酸塩泉、45.8℃、pH6.75)が、ドバドバとかけ流しです。

⑥ 八甲田というと、明治35年の青森歩兵連隊の雪中行軍遭難の悲劇が有名です。
 210名のうち11名を残して凍死しました。
 捜索隊の目印になるよう吹雪の中で仮死状態で立つ後藤伍長の銅像が建っています。
実は、連隊は「みちのく深沢温泉」のそばにある「田代平」を目指していました。

⑦ 6月ですが、道端にはかなりの厚みのある残雪があります。

⑧ 宿泊は、「酸ヶ湯温泉」です。
 ここでの入浴は3回目ですが、混浴のため「千人風呂」を写すことがでずにきました。

⑨ 宿泊すれば、きっと誰もいない時間帯が生まれると期待しましたがダメでした。
 今回もポスターで我慢です。

⑩ 宿の近くに、ヒバのベンチに源泉を通し、お尻がポカポカと暖かい「まんじゅうふかし」がありました。
「まんじゅう」とは、津軽弁で女性の象徴を表す言葉です。
 


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