戦士たちの回顧録 その１ （by ティナ）

普通に人生を歩んでいれば、
１つぐらい、出会うものだ。
己の人生を変えた作品、
己自身に大きな感動と影響を与えた作品に。

俺にとってはその１つがこれである。
以下より当人たちの手記を記す。

気がつけば私はベッドの上にいた。
何も思い出せない。
頭が痛い。
それでも私は追われていた。
一体、自分が何者なのか。
なぜこんな力を使えるのか、
それさえもわからない。

でも、そんな私をロックという男性は優しくしてくれる。
そしてロックに連れて行かれた砂漠にそびえる大きな城、
フィガロ城の主、エドガーも私を受け入れてくれた。
私が普通じゃないから、気を使っているのかしら。
でも、そんなふうには見えない。

私は一体何なの？
それを知るために、エドガーはバナンという人に会って欲しいという。
怖いけど、それしか方法がないのなら、
私もそれを受け入れようと思う。

それにしてもエドガーの弟さんには驚いた。
てっきり大きな熊かと思ったから……。
でもいい人そうでよかった。