Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『007 カジノ・ロワイヤル』

2006年12月23日 21時54分47秒 | Weblog
なぜか上野と二人で映画館に。

初めてこのシリーズを観た。
なんだかんだで今まで1つも見てなかったからなぁ。

ジェームズ・ボンドがジェームズ・ボンドになるまでを描いたのが、
今回のお話である。
俺個人としては、
主演のダニエル・グレイグは
前作までのピアース・ブロスナンと比べると、
イマイチルックスに欠けるのだが、演技はうまかった。
特にポーカーのシーンなんて、
ルールは全然わからないのに、
場の緊迫した雰囲気は十分伝わってきた。

ディミトリスの奥さんがきれいすぎた。
そして財務省の女性も。
俺も金髪のナイスバディーなキレイなねーちゃんに
「I'm yours」って言われてーーー!!!

俺が一番印象に残った場面は、
銃撃戦もさることながら、
一番最初の黒人を追いかけるシーンである。
それもボンドではなく、
追いかけれられている黒人にマジ興奮した。
もう障害物とか関係なしね。
ありとあらゆるものを己の肉体だけで、
飛び越え、くぐり抜け、とにかく走るその姿は、
まるで実写版スーパーマリオブラザーズのようであった。
たぶんCGとか使っていないはず。
あーゆーの前にテレビで見たことあるんだよねぇ。
なんだっけ?ヤマカシ?それは映画のタイトルか。
まあそんな感じ。

拷問のシーンは見ているだけで股間が痛くなった。
あれは男にしかわからない痛みだ。
ボンドの叫び声が実に生々しく、痛々しかった……。

オープニングの歌と共に映し出される
トランプやルーレット盤をイメージして作られた映像が
とても斬新で面白いなと思った。

登場人物で、結局こいつは何なんだ?って思う部分もあったけど、
全体的に面白い映画だった。
他のシリーズも見てみよう。

てか、俺にスパイは無理そうだ。
それを痛感させる映画でもある。

・童顔なので目立つ。
・嘘をつくと顔に出るのでわかりやすい。
・すぐビビる。
・優柔不断。
・気づいたら後ろから撃たれてそう。
・キレイな女性と割り切ったセックスができない。
 多分のめり込んでしまう。
・感情に左右されやすい。

以上から俺はスパイにはなれません。
まあ実際のスパイって映画とはまったく大違いらしいけどね。

『ファイナルファンタジーⅥ』

2006年12月23日 03時20分57秒 | Weblog
本当は、Ⅰから順番に書いていきたいんだけどね。
でも、今書いてしまおう。

これは、本当にすばらしい作品である。
携帯ゲーム機でやっても涙する作品なんて、
世界中探してもこれしかないんじゃないか。
12年前は何とも思わなかったイベントやセリフも、
22歳になった今では心に響くものがある。
ロックとレイチェルのイベントやエンディングなど、
泣かずにはいられないほどだ。

メインシリーズはこれまで12作品出たけれど、
やっぱり俺はⅥが一番好きである。
一番最初にプレイしたRPGで、
一番最初にラスボスという存在を知って、
一番最初にエンディングを見た作品だ。
そして俺が一番最初に出会ったファイナルファンタジーである。
あまりの面白さに、当時の記憶がそのまんま残っている。
色褪せることなく。
敵のHPや弱点、仕掛け、セリフ、魔法のエフェクト、効果音など
まだまだ覚えている。
覚えようと思って覚えてわけじゃない。
12年前に1、2回プレイして、攻略本を読んだだけである。
それほど印象に残っているのだ。この作品は。

人によって解釈は違うが、一般的に言えば、
Ⅵはシリーズの中で唯一、主人公という概念がない。
プレイできるキャラクターも14人とシリーズ最多にも関わらず、
一人一人の存在が薄くなったり、
ストーリーを通して何が言いたいのかわからなくなるということが一切ない
というのが、Ⅵの魅力といえるだろう。

「なぜ生きるの?」
「なんのために生きるの?」
そんな漠然としつつも根本的な問いかけに、
ストーリーを通じて、14人それぞれが各々の答えを見つけ出し、
それらをすべて破壊しようとする悪に立ち向かうという構図は、
単純なようでいて、とても奥が深い。
いや、単純だからこそキャラクターに感情移入しやすく、
心にメッセージが伝わりやすいのではないか。
もちろんストーリーのわかりやすさだけでなく、
キャラの個性あふれる設定や、演出も
感情移入しやすい要因と言えるだろう。

俺はティナ、ロック、セリスの3人が好きだ。
操作する時間が比較的長いのに加えて、
ロック自身がティナとセリスを
死んだ恋人と重ねているところが印象深い。
ティナは愛というものを深く考え、
セリスはそんなロックを想うようになり、
でもロックの心には常にレイチェルしかいない(俺の解釈だけどね)
という関係が、今の俺の心に印象深く残るし、
当時小4だった俺にも……いや、わからないか。
でもあのときからこの3人が好きだったなぁ。
理屈じゃないのかもしれないね。
でもバトルにはマッシュとエドガーばっか入れてた。
だって「ひっさつわざ」と「きかい」が使えるんだもん。

この作品だけは、多くの人にプレイしてもらいたいと思う。
なんだかんだで30時間もいかないし。
今出てるFFやるよりよっぽどコストも少ない。
そして面白い。
あの二次元のグラフィックでちょこまか動くキャラクターがかわいい。
今のリアル志向も好きだけど、
あのちょこまか動くのも好きだな。
それでキャラクターが何を言いたいのか、
今その場にどんな空気が流れているのかがわかるからすごい。

・ストーリーがわかりやすい。
・登場人物が多いのに、誰一人影が薄くなることなく、
 それぞれの個性を生かし、「生きる意味」という
 深いテーマに各々の答えを見つけ出している。
・グラフィックが細かく、キレイで、音楽も繊細かつ覚えやすい。
・前半の1本道から、後半はかなり自由度が増すというゲームシステム

どれをとってもパーフェクトな出来である。
もちろん俺の価値観と照らし合わせてだけどね。

もっともっと書きたいことあるけど、文章にしにくい……。
あとは理屈じゃなくて感性だね。

てか好きじゃなかったら、
今まで30個にわたるⅥの記事なんて書けないって。

ファイナルファンタジーⅥ。
最高です!!!!!!!!!!!!!!!

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戦士たちの回顧録 最終話 (by ティナ)

2006年12月23日 02時50分40秒 | Weblog
私は、ケフカをかわいそうな人だと思う。
人やモノを破壊することでしか、
生きる意味を見出せないのだから。

ケフカは案の定、三闘神の力をすべて吸収していた。
その気になればこの世界を滅ぼすなんて造作のないことだったと思う。
「どうせすべて死んで無くなるのだから」
彼は最後にそう言っていたわ。
確かに、今ここに生きている人やモノは、
いつかはいなくなってしまう。
でも、それは結果でしかないと思うの。
なぜ生きているのか?
何のために生きてるのか?
結果じゃなくて、そこに至るまでの過程が、
私にはすごく大事に思えてならない。
そしてこの死に行く世界で、私は見つけたわ。
「愛する心」
それが私の生きる意味。
もちろん、生きる意味なんて、人それぞれ違うと思うの。
エドガーは「フィガロの人々」って言ってたし、
マッシュは「兄貴」って。
セリスは「受け止めてくれる人がいるから」って。
ロックは「大切な人を守るため」って。
そうやって人は意味ある生を営んでいるの。
そして、たとえ壊されちゃったとしても、
また新しく創造することができる。
それが人のすばらしさ。
でも、ケフカは全部破壊しようとしていた。
だから、私たちは命がけで戦ったの。

ケフカを倒したことによって、
三闘神の力も消え、
幻獣たちもこの世界から消えなくてはならなくなった。
だから、魔法の力も消えてしまうし、
もちろん幻獣の血を引く私も……。
でもお父さんが、最後に言ってくれた言葉。
「人間として何か大切なことを感じることができたのなら、
 人間としてこの世界で生きることができる」って。
だから大丈夫。
私は行き続けるわ。人間として。この世界で。

崩れゆく瓦礫の塔を後にして、私たちは大空へと羽ばたいた。
これからが本当の始まり。
今、絶望に打ちひしがれている人々に希望を与え、
そして、これから生まれてくる新しい命が、
生まれてよかったと思えるような世界を私たちで作っていかないと。

自分の存在意義すらわからなかった私が
ここまでがんばってこれたのはみんなのおかげ。
みんながいなかったら、私はとっくの昔に希望を捨てていた。
だから、心の底から感謝している。

ロック。一番最初に会った人。辛い過去にめげず、
いつも前向きで、私を支えてくれた。

セリス。私と同じ、元は帝国側の人間。最初は恐かったけど、
本当はすっごく優しくて、いい人だった。

エドガー。フィガロの王様。女性好きだけど、気さくで話しやすくて、
いつも笑わせてもらっていたわ。

マッシュ。本当に大きな体の人で、筋肉がすごいの。
何かあるとすぐに守ってくれて、頼もしかったわ。

カイエン。とてもまっすぐな人で、いろいろ学ばせてもらったわ。
お茶目なところもあって、いっしょにいるだけで楽しかった。

ガウ。私たちの中で一番明るい子だったわ。
落ち込んでいるときも励ましてくれて、うれしかった。

シャドウ。悲しい目の奥にはとても優しい輝きがあった。
暗殺者って言ってるけど、本当は優しくて穏やかな心の持ち主なのよね。

セッツァー。クールを装っているけど、本当はとても熱い人。
あなたの翼は、私に勇気を与えてくれたわ。

ストラゴス。もうおじいちゃんなのに、すっごく元気。
リルムとのやりとりを見ていると笑いが止まらなかった。

リルム。まだ10歳なのによくがんばったわ。
おじいちゃん想いのいい子で、今後どんな女性になるのか楽しみ。

モグ。一番最初、私を助けてくれたの、何となくだけど覚えてる。
本当にありがとう。私、モグをふかふかしてるときが一番幸せ。

ウーマロ。乱暴な性格とは裏腹に優しい心も持ってるんだよね。
ピンチのときはとても頼りがいがあったよ。

ゴゴ。不思議な人ね。見ているとなんだかすごく落ち着くわ。
きっと、自分を映し出す鏡のような人だからよね。

いくら感謝しても、感謝しきれないぐらい、
私はみんなにありがとうって思ってる。

これからはそれぞれの道に進むこともあるかもしれないけど、
私たちはいっしょに戦った仲間で、
必ずどこかでつながっていると思うんだ。
だから、これからもよろしくお願いします。

この平和が、いつまでも続きますように。

戦士たちの回顧録 その29 (by セリス)

2006年12月23日 01時06分00秒 | Weblog
最初は、本当にもうダメだと思った。
世界は引き裂かれ、みんな死んでしまい、
夢も希望もないって思っていた。

でも、おじいちゃんが言ってくれたように、
私は私の信じる道を進んで……
あきらめないでよかったと思う。

いっしょに旅をした仲間を探し、
それぞれの物語を終え、
今、私たちは真の平和を取り戻そうと必死にがんばっている。
世界が崩れるとき、
ケフカを中心に世界中の瓦礫が集まって出来上がった「瓦礫の塔」。
この最上階に、ケフカはいる。

禍々しく、恐ろしいこの塔には、
怒りや憎しみといった負の感情を糧に生きている魔物が多く生息し、
魔法や幻獣たちの神様でもある三闘神もいる。
もし、彼らを倒してしまったら、
魔法や幻獣たちはどうなってしまうのかしら?
ティナはどうなってしまうのかしら……?
わからない。
わからないけど、でも、私たちは前に進むしかない。

大きな不安を抱えながら、
私たちはついに三闘神を倒すことに成功した。
さすが神様。
敵の猛攻は今までのどんな攻撃よりも激しく、
苦痛を伴うものだった……。
でも、三闘神を倒しても魔法の力が消えない……。
まさか、ケフカが三闘神の力を吸い取ってしまったのでは……?
もしそうだとすれば、
このままでは全世界が恐怖と苦痛に包まれ、
混沌としたものになってしまう。

何としてでも倒さなければならない。
この先にいるケフカを。
これ以上、大切な人に悲しい思いはさせない……!!