「午前十時の映画祭9」にて。
1979年のアメリカ映画。
知的障害があって読み書きもろくにできないおじさんが、
ひょんなことから大統領に助言するぐらいのポジションになってしまう映画。
とにかく、「しゃべらない美学」を痛感する内容だった。
ピーター・セラーズ演じるチャンスは庭師(ガーデナー)。
それをまわりが勘違いして、チャンシー・ガーディナーという人物として認識。
大した会話もできないため、相手からの返答にゆっくり答えるのみ。
さらに自分は庭のことしか話せない。
それをまわりが勝手にいろいろ解釈して、
彼の庭の話を、経営や政治における比喩だとして、
「彼の言うことは非常に興味深い!」
と一気に有名人になってしまう過程は面白かった。
グウィネス・パルトロウを彷彿とさせる綺麗な熟女が出ていて、
誰だろうと思ったら、当時45歳のシャーリー・マクレーン。
昨年とても面白かった『あなたの旅立ち、綴ります』に出ていたクソババアである(笑)
昔の映画を見ると、今高齢の人たちの若かりし頃を見れるから楽しい。