2019年公開映画11本中3位。
これ普通に面白いわ。
『クリード』も『Fate』も好きなシリーズだったり趣味だったりで
今のところトップ2に入ってるけど、
ピンで言ったらこの『チワワちゃん』が一番面白い。
要はパリピの青春ムービー。
クラブ行って、酒飲んで、パーティーして、キスして、セックスして
というパリピ界隈に、彗星の如く現れたチワワちゃん(吉田志織)が、
ある日突然バラバラ遺体として見つかるというダークテイストな話。
でもサスペンスじゃない。
ある意味、キラキラ青春。
でもよくある学園モノとはまったく様相が違うのがポイント。
事件の後、門脇麦がみんなにチワワちゃんについて聞いてまわりながら、
当時の思い出を回想していくって流れなんだけど、
チワワちゃんを中心とした人間関係が面白かった。
結局は、誰が誰を好きで、その間に誰と関係持ってて、みたいな、
誰のまわりでもよくあるような話なんだけど、
登場人物の知り合ったきっかけが、
ナンパだったり、友達が連れてきてとかだったり、
学校や部活といった同じコミュニティ同士のつながりじゃないところが、
今の自分の友達関係と重なってリアルだなと(笑)
そして、明言はしないのだけど、
門脇麦のチワワちゃんに対する
嫉妬や憧れみたいなものが滲み出ているがゆえの言動とかも、
2人の関係性を見る上で面白く感じた。
でもこの映画ですごく好きなのはお話よりも、
キャラクターや表現のところなんだよね。
やっぱり成田凌はいい。
チャラ男からへなちょこ男、頭のおかしい犯人役など、
かなり幅広い役者だなと思うけど、
個人的にはこういうパリピ感ある役が一番しっくり来る(笑)
あと浅野忠信がずるいよねー。
けっこうえげつないカメラマン役なんだけど、
ああいう役似合うんだよな(笑)
表現のところだと、
乱交シーンにおいて比喩として用いられる差し込み映像もたまらなく好き(笑)
予想してた内容とはだいぶ違ったけど、これはいい青春映画でした。