Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

もはや影武者設定がよくわからなくなった『SHADOW/影武者』

2019年09月16日 16時16分01秒 | 映画


2019年公開映画145本中144位。

これは、、、うんち(笑)
王宮に仕える影武者の話なんだけど、
王の影武者ではなく、その重臣の影武者。
(本物の重臣は病気で地下に引きこもってるw)

その影武者が休戦同盟を結んでいる国に、
王の許しなく勝手に趣き、
先方の将軍に対決を申し込んだのが事の始まり。

で、まあいろんな思惑が交差する中で、
対決の日がやってきて、ワーッてやりに行くんだけど、
もう影武者とか関係ないよね(笑)

バトルだけ見れば、
普通のワイヤーアクションを使った中国映画。
ただ、今回、武器が傘なのよ。
刃を重ねて作った傘で、
体を女性のように柔らかにくねらすことで、
敵の攻撃を受け流し、斬り刻むという、
「そんなバカな」バトル。

何とか戦いを終え、影武者は王宮に戻るのだけど、
そこからまたまわりの裏切りが発覚してスプラッター三昧。
正直、もうよくわかりません(笑)

影武者って、あんまり人格がなく、
弾除けとかに使われるイメージだけど、
今回はその影武者がメインとなっているため、
逆に本物の存在価値が皆無に等しかった(笑)

影武者が自分の存在意義に悩みつつも、
最後には「俺が本物」感出してきたところで、
ようやく「影武者」という設定が活きてきた感じがするけど、
おせーよと(笑)
話、終わるじゃん、と(笑)

話が全体的にのっぺりしてるし、
カラーなのに基本の色がモノクロで、
かつBGMが尺八と琴ばっかりだったので、
眠気を誘う映画でした。

つまりは言語オタクで同人サークルに入ってたJ・R・R・トールキンの半生がわかる『トールキン 旅のはじまり』

2019年09月16日 16時08分56秒 | 映画


2019年公開映画144本中98位。

あのJ・R・R・トールキンの自伝的映画です。
『ホビット』や『指輪物語』の作者。

まあ、簡単に言ってしまえば、
彼はオタクでした、と(笑)
「好きこそものの上手なれ」と言うべきか、
小さい頃から言語が大好きで、
自分でオリジナルの言語を作ってしまうほど。

そこにお話をつけて、挿絵を入れて、
ってことをずっとやってて、
オックスフォードの言語学の教授に学び、
1937年に『ホビット』を出版。

ただ、彼自身はかなりの苦労人でした。
子供の頃に母親を病気で亡くし、
必至の勉強の甲斐あってオックスフォード大学に入るものの、
成績不振で奨学金打ち切りの危機に陥り、
極めつけは第一次世界大戦の勃発。

子供の頃に、仲良し4人組で結成した“T.C.B.S.”という創作活動を行う、
今でいうところの同人グループみたいなものもあったのだけど、
そこのメンバーも2人は戦死、1人は帰還したものの精神を病んでしまい、
無事だったのはトールキンのみという始末。。。

幸い彼は、愛した人と結ばれ、
子供にも恵まれるのだけど、
映画のラスト、自身の青春時代や戦争体験を通じて、
仲間や愛、冒険をふんだんに詰め込んだ物語を書こうと決意する。

彼の口から出た言葉が「ホビット」。

この映画、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが好きな人なら見てもいいと思う。
原作者がどういう人生を歩んだのかがわかるから。

しかし、こういう作品を生み出せる人と
そうでない人の差はなんだろうか。
幼くして家族を失った人も、戦争で親友を亡くした人も、
別にトールキンだけじゃないのに、
『ホビット』や『指輪物語』を書けたのは彼だけ。

そもそも書こうと思ったかどうかというのもあるけど、
小さい頃からずっと続けられるほど好きってのと、
あとは才能なのかな。