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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

いい意味で広瀬すずも吉沢亮もその美しさが微塵もなかった『一度死んでみた』

2020年03月21日 18時17分28秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:41/52
⠀ 笑い😂:★★☆☆☆
⠀ 感動😭:★★★☆☆
スリル😱:★★☆☆☆

んー、総じて面白くはあったけど、、、
個人的には笑いのインパクトが少なかったのと、
ラストに違和感ありでなんとも、、、

「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んだ野畑計(堤真一)が、
陰謀により生き返る前に火葬されてしまうことになり、
娘の野畑七瀬(広瀬すず)と部下の松岡卓(吉沢亮)が
それを阻止しようと奔走するコメディ映画。

令和において、女優と俳優でそれぞれ顔面偏差値トップの2人が主演という、
まさに孫悟空とベジータがタッグを組んだような印象(笑)
でも、2人とも、、、特に吉沢亮の方が普段のイケメンさが微塵も出ていなくて吹いた(笑)

CM畑の人たちが監督や脚本を務めているからか、
ストーリー的には割と最初の方から攻めてくる内容だった。

でも、「こんな美しい顔した2人がこういうことして面白いでしょ?」ってドヤられている感じがしたのと、
メイン2人のテンションが空回りしているように見えたので、
前半はまったく笑えず(他のお客さんも笑ってなかった)。

後半に入ってペースがつかめてくると、
ちょいちょい笑えたり、亡くなった母親(木村多江)のくだりで感動したりと、
それなりに面白いと思える展開になってきたものの、
それでもやっぱりこの映画、思ったよりは笑えなかったんだよね。。。

なんだろう、作品が違うから単純に比較はできないんだけど、
同じ邦画のコメディでメインに若手を起用しているものなら、
福田雄一監督の作品の方がインパクト強いなって思う。

特に、実写版の『斉木楠雄のψ難』なんかは、
山﨑賢人と橋本環奈っていう
これまたコメディとは無縁そうな2人だったのに
メッチャ笑えたから、今回のと何が違うんだろうと。

パッと思いつくのは、福田監督の方は、
謎の言動が多いのと顔芸がすごいのが特徴なんだよね。
謎の言動って、例えば佐藤二朗や賀来賢人の独特な言い回し。
あれ意味わからなさすぎて笑える(笑)

そして、顔芸のレベルの高さ。
『斉木楠雄のψ難』のときは山﨑賢人と橋本環奈の
美しい顔が壊れちゃうんじゃないかっていうぐらい変形してたのと、
それに合ったカメラワークがあったからメチャクチャ面白かった。

そういう目で見てすぐわかる面白さというのは、
今回の『一度死んでみた』にはなかったかな。
綺麗な顔はそのままで奇声を発するぐらいだったから、
ちょっとインパクトが薄いなっていう。

そんな中で一番笑えたのは、リリー・フランキーだったけどねw
某CMに関連したやつで(そのCMは本作の監督さんが作ったらしいけど)。

でも、今回の映画で注目したいのは俳優の無駄遣いが過ぎるところwww
本当にちょい役、「そこでその人使う?!」ってところに、
佐藤健や志尊淳、西野七瀬、城田優、柄本時生、古田新太などの
そうそうたるメンバーが出ているのには驚き。
数秒しか映らない人もいるから、油断してると見逃してしまうと思う。

あとは、観る人が観れば、ちょっと某広告代理店臭を感じるかもしれない(笑)

映画『一度死んでみた』公式サイト|2020年3月20日(金)全国公開!

広瀬すず✕堤真一✕吉沢亮。「2日間だけ死んじゃう薬」をめぐり大騒動が巻き起こる!監督:浜崎慎治(au「三太郎」シリーズ)✕脚本:澤本嘉光(S...

映画『一度死んでみた』公式サイト|2020年3月20日(金)全国公開!

 

泣くところないのに泣いてしまうほどの大興奮『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』

2020年03月21日 16時30分50秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」最後の作品。
1990年のアメリカ映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』。

ひい。。。。・゜・(ノД`)・゜・。
泣ける。・゜・(ノД`)・゜・。
泣くところないのに泣ける。・゜・(ノД`)・゜・。
やっぱりこの映画はこれまで観た1380本中4位の面白さだよ。・゜・(ノД`)・゜・。
シリーズとしては、『PART1』→『PART3』→『PART2』の順番で好き。

『PART2』の最後でドクが1885年にタイムスリップしちゃったから、
後を追いかけてカウボーイの世界に飛び込んだマーティ。

僕は西部劇の世界観が好きなんだけど、
そこにもっと好きなタイムトラベルの要素が入るから、
面白さは鬼に金棒状態。

さらに、過去作を踏まえて、
ご先祖様に現代の登場人物との共通点を持たせる
キャラ設定の作り込みも素晴らしいし、
ドクのロマンス要素を入れて、
科学者でありながら恋愛という非科学的な分野で
葛藤するところも面白い。

クリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』へのオマージュも入ってて、
今でこそ彼は映画監督としてのイメージが強いけれど、
改めて「西部劇と言えばこの人」的なポジションなんだなあと思う。

そして、一番の興奮シーンは終盤の汽車で1985年に戻るところ!!
ここは『PART1』と同じで、すでにオチはわかっているのに、
「これちゃんと戻れるの?」っていうハラハラ感がとてつもないし、
今回はクララまで追っかけてくるもんだから、
物語の行く末に対する期待と不安が等しく全身を支配する感じがたまらない!!

散々過去と未来を行き来してきたからこそ、
ドクの「未来は白紙だ!」という最後のセリフはとても身にしみる。。。

元は『PART2』と一本の予定だったのに、
長すぎるからと配給会社からカットを要求されたそう。
でも、上映時間のためだけにせっかくのアイディアをなしにするのは
もったいないとのことで『PART3』になったそうな。

なお、この撮影中にマイケル・J・フォックスは
パーキンソン病の兆候が現れたらしい。。。

これを映画館で観れることは最高に幸せなこと。
「午前十時の映画祭10-FINAL」のラストを飾るにふさわしい作品だった。

なお、2021年4月から「午前十時の映画祭11」が開催予定です!