LA CAIDA DE LA CIVILIZACION


メキシコ発、女性ベーシスト有する 4人組 クラストコア、
LA CAIDA DE LA CIVILIZACION
2005年の 13曲入り音源。

アルバム通して明るい要素など一切なく、始終、切なくメロウなメロディーが掻き鳴らし奏でられ、突っ走る曲、ミッドテンポな曲で、アルバムジャケットの様な悲壮な楽曲世界へと引きずり込んでくれます。
そして何より、ブラッキー並みの高音絶叫ヴォイスで始終叫び歌うヴォーカルさんが、悲痛極まりなく凄まじく、聴き手の胸にビシビシと訴えてきます。また、時折り絡むロウデスヴォイスがいいアクセントになっております。
中でも特に胸に響いたのは、6曲目の 7分45秒にも及ぶ悲壮ミッドナンバー。
悲しくも切ないピアノのメロディーで始まり、1分45秒辺りで絶叫ヴォーカルと共にバンドサウンドへと雪崩込む。ギターが泣きのフレーズを奏でるバックでひたすらにヴォーカルが絶叫。そして切ないピアノのフレーズが再び奏でられ幕を閉じる。。この曲を最初聴いた時、思わずコンポの前で固まってしまいました。

この音源で聴けるサウンドは正直、厚みはなくラフで荒々しいです。しかし、それが逆に生々しく感じられ、サウンドから怒りというものが伝わってきます。
ブラックメタル、特にRawブラックメタル好きの方にも一度聴いてみて欲しいなぁ、と思うサウンドなのです。。
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