Noctifer / Manifesta Superbia


イタリア発 ブラックメタル、Noctifer
2005年の8曲入り1stアルバム。

バンドのHPにメンバーの写真が載っているのですが、なんとも危険臭が漂う、まるでテロリストみたいな井出たちですなぁ。。1曲目のイントロに続いて始る2曲目の初っ端からのぶっ飛ばしまくりなサウンドがなかなかにかっこええのです。楽曲は疾走をベースに緩急の展開を組み込み、薄めのメロディーでひたすらにRawにぶっ飛ばします。このRawな楽曲を更にえげつなくしているのが、邪悪に喚き叫び歌うヴォーカルさんです。しかしながら、このヴォーカルさんはバンドを抜けておられます。。
アルバム通してこの飛ばし具合はかんなり気持ちがいいです。
HPにて試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。。
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Kamaedzitca / Dzieci Liesa


ベラルーシ発 Pagan Folk Black Metal、Kamaedzitca
2004年の10曲入り1stアルバム。

正直な話、この Kamaedzitca を聴くまでは、ベラルーシという国については国名以外のことはまったく知りませんでした。いろいろと調べてみたのですが、すごく美しい自然、美しい建物のある国ですなぁ。ですが、歴史的背景、国の独立などを経て、現在 「欧州最後の独裁者」 の異名をとるらしいルカシェンコ大統領の政治等など、こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、なんとも興味深い国です。もし興味のある方は こちら をご参考ください。。

Kamaedzitca のサウンドはフルートやバグパイプ?な楽器も取り入れられていて、フォーキッシュでトラディショナルな要素の強いメロディックサウンドです。5、9曲目以外はあくまでミッドテンポがベースの楽曲となっていて、ゴシックドゥームな雰囲気も無きにしも非ずなサウンドです。トラディショナルでメロディアスな楽曲なのですが、聴いていて結構へヴィーに感じるのです。というのも、ヴォーカルさんがロウなデスヴォイスをメインに使っているからなのです。時折クリーンに歌い上げるパートが取り入れられているのですが、なかなかええ感じで導入されています。5曲目はかなりフォーク色が強いサウンドで明るめのメロディーが入っていますが、それ以外の収録曲は全体的に暗めのメロディー、サウンドです。。

ベラルーシのバンド、そしてこのアルバムジャケット。この二つの要素だけでも正直堪りませんが、サウンドもマニアック過ぎて更に堪りませんのです。。
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Will of the Ancients / Will of the Ancients


カナダ発 メロディックブラックメタル、Will of the Ancients
2006年 2月リリースの10曲入り1stアルバム。

以前 にデモ音源をご紹介したのですが、その時はバンドのHPが見れなくなっていて、正直、このまま消えていくのかのぅ...と、少し心配しつつもそれ以来バンドをチェックせずにいたのですが、今年の夏に1st音源がリリースされているのを知り、バンドのHPも新しくなっておりました。。
Will of the Ancients を好きになったのは、以前のHPの時にもアップされていた "Battle for the Sky" のライブ動画を見たのがきっかけでした。この曲がまたかっこ良いんです。この1stアルバムはその "Battle for the Sky" でアルバムが始るのですが、これが実に完成度の高い楽曲が目白押しのアルバムなのです。。
あくまで疾走をベースにしながらも、静のパートが組み込まれ、緩急のついたメロディックでドラマティックな曲展開は、なかなか聴き惹き込ませてくれます。バンドにはKeyメンバーがいるのですが、そのKeyは楽曲の前面に取り入れられているのではなく、程好い味付けがなされているのですが、しかしながら、随所で楽曲をドラマティックに盛り上げるという、ポジション的には少し引きながらも、実に良い仕事をしているんですなぁ。。喚き叫ぶヴォーカル、デスヴォイス、そして少しですがノーマルに歌い上げるパートも取り入れられているヴォーカルも、力強くて、なかなか良い仕事をしています。。

バンドのHP、myspace にてチェックしてみてください。
個人的にはアルバム全曲気に入っております。。
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Mirrorthrone / Carriers of Dust


スイス発、シンフォニック/メロディックブラックメタル、Mirrorthrone
Vladimir氏によるワンマンバンドの2006年の4曲入り2nd音源。

4曲入りとはいえ、1曲目が約9分、2曲目は4分台、3曲目は約10分、4曲目は約22分にも及ぶ大曲でして、かんなり聴き応えがあります。。2003年の前作 「Of Wind and Weeping」 は個人的にかなり気に入った音源でして、バロック調のシンセが取り入れられたドラマティックな曲展開の楽曲に、ノーマルヴォイス、そして女性Voも絡み、ひたすらに耽美な世界が奏で描かれておりました。約3年ぶりの本作は、その前作のサウンドと変わることなく、バロック調のシンセが随所で取り入れられ、メロディアスでドラマティックで、静のパートも取り入れられた緩急目まぐるしい曲展開で、ひたすらに耽美な世界が貫かれております。。前作と少し異なる点は、ロウなデスヴォイスが多く取り入れられているのと、女性ヴォーカルが取り入れられていないというとこです。ですので、前作と大きくサウンドは変わらないのですが、ヴォーカルのブルータル度数の割合が多くなった分、若干楽曲のエクストリーム度数が前作より上がった様に感じます。
1曲目でもう惹き込まれまくりなのですが、続く2曲目、3曲目も非常に素晴らしく、そして何といっても4曲目の約22分の大作は、楽曲の長さを感じさせることなく、緩急目まぐるしくドラマティカルに展開し、最後まで惹き込ませてくれるのです。。
HP、myspace でも試聴出来ますのでぜひぜひ。。
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Eugenik / Tag Des Raben


ドイツ発 ヴァイキングメタル、Eugenik
2005年の10曲入り音源。

相互リンクして頂いている SHADOWLORD さん とこにて、以前に 紹介 されていたこの Eugenik 。それ以来気になっていた音源だったのですが、最近やっとこさ入手しました。。
メロディックに疾走する楽曲が殆どを占め、しかもそのメロディアスさがかなり印象的でして、いやいやこれはかっこええです。。SHADOWLORD さんがハードコアな要素があると仰ってましたが、確かにハードコアな要素が感じ取れる楽曲がアルバム前半にあり、その前半の楽曲は Avenged Sevenfold の 1st の雰囲気に少し近いなぁ...と感じました。1~4曲目のアルバム前半も好きなのですが、5曲目からのアルバム後半パートが個人的に堪らなく気に入っております。よりヴァイキングメタル色が強くなり、メロウにメロディアスにひた走る楽曲はもうかっこ良いの一言です。6曲目から7曲目への流れ、8曲目でのメロディアスなギターのフレーズ、よりドラマティックな展開の9、10曲目と、もうチビりまくりです。。がなり叫び歌うパートにブラッキーヴォイス、そしてノーマルヴォイスをも取り入れたヴォーカルは、楽曲の緩急の展開に伴い使い分け、なかなかに良い仕事をしております。。
Keyが程好く取り入れられたドラマティックに疾走する楽曲は、メロディックスピードメタル好きの方にも十分アピールするであろうと思います。Excellent !!
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Hurtlocker / Fear in a Handful of Dust


US発 Thrash Metal、Hurtlocker
2006年の10曲入り1stアルバム。

1曲目 "Symptoms" のブルータルな出だしからもう嬉ション出まくりのかっこ良さなのです。このサウンドは燃えます、堪らんかっこええです。。スラッシュメタルにハードコアな要素がプラスされた、少しモダンでモッシュフルなブルータルサウンド。このサウンドは家で聴いていても思わず暴れたくなるくらい、体のツボをビシビシ突いてきます。1曲目の出だしはぶっ飛ばしてますが、アルバム通してはむちゃくちゃは疾走していなくて、聴いていて自然とノレる様な疾走感の曲が多いです。中にはミッドにモッシーに展開するパート、曲もあり、ライブでは凄まじい光景になるんだろうなぁ...と思わず想像してしまうのです。ひたすらに力強くアジテイトし叫び歌うヴォーカルさんも、なかなかにブルータルで良い仕事をしております。。個人的に3曲目 "Painted Red" で昇天してしまいました。このノリがよく気持ちの良いギターが堪らなくかっこ良いのです。この3曲目は自分の中のかっこ良い曲ランクの上位に食い込みました。。

myspace にてぜひぜひチェックしてみてください。。
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End of All / Same Shit But Different


スウェーデン発 Thrash/Hardcore、End of All
2006年の13曲入り音源。
ex-WOLFPACK のメンバー在だそうです。

疾走する楽曲に切なく泣きの入った印象的なギターのメロディーが絡む曲展開は、TRAGEDY を彷彿とさせるサウンドで、これがもう実にかっこいいのです。。ズカズカ、ドコドコと荒々しくもひた走る楽曲、野太く振り絞る様に叫び歌う力強いヴォーカル、そしてその荒々しい楽曲の上に切ない泣きのメロディーがぶち撒けられ、もう聴いていて嫌がおうにも気持ちが熱く燃えてくる楽曲ばかりなのです。絶叫と共に疾走に雪崩れ込み、印象的なメロディーが飛び交う1曲目を聴いて少しチビり、続く2曲目のこれまた泣きの疾走メロディーでだだチビりしてしまいました。初っ端からかっこ良すぎです。個人的にこの手のサウンドが大好きですので、もうかっこいいという言葉しか出てきませんのです。アルバムの2曲目 "One Night of Silence" をぜひチェックしてみてください。。
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65 Days of Static / One Time For All Time


イギリス発、65 Days of Static
UKでは2005年にリリースの2ndアルバム。

ヴォーカルレスのバンドサウンドに、ブレイクビーツ/ドラムンベース等の打ち込みサウンドが組み込まれ、それらが激しく緩急に交錯しながらも、更にそのサウンドの上を美しいピアノの音色が響き渡る、非常に美しくエモーショナルな激情、劇的サウンド。じわじわと盛り上がってくる1曲目の曲展開で早くも惹き込まれ、2曲目のどこまでも天高く突き抜けて行きそうな激情な曲展開に思わずため息が出ました。。ラストの8、9曲目も美しく、激しく、聴いていて感情を揺す振られる激情ナンバーです。
楽曲は以外にコンパクトに作られているので、アルバムを聴き出すとダレることなく、一気に最後まで惹き込まれ続けるのです。。
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