兵士の言う「頼む」という言葉の意味合いが、
何を意味するか直ぐに判る。
少年の最後の命の躍動をただ、見つめるのは
あまりに忍びない。
さりとて、
彼の無骨な指が彼の欲求をなだめたとて、
それは、ただの処理でしかない。
彼の命を受止めてあげる事は
女であるあたしじゃないと出来ない。
あたしだから、
女だから、できる。
外面的判断はそういうことだろう。
だけど、あたしの中には奇妙な感情が
湧き上がってきていたんだ。
見知らぬ少年。
それも敵。
あたしの仲間を殺しまくった敵の仲間。
にくむべきだろう?
あたしは拒否するべきだろう?
だけど、あたしの眼の前に居るのは
死におびえるちっぽけな男の子。
あたしは最初
彼の性器にそっと手をふれた。
意識は混濁して、
彼はうわごとのように
エンジェルとあたしをよぶだけなのに、
彼の性器はあたしの手の中でぴくんと動き
生きてる事を
はっきり主張していたんだ。
できるだけ、そっと彼の傷の痛みに
影響を及ぼさないように
あたしは彼のものを愛撫した。
だけど、彼の先から透明な粘液が
染み出してくる。
もっと、確かで確実な交わりを欲しがる
彼のものを
あたしは手でさわっているだけのことが、
彼への侮辱にさえ思えた。
だけど・・。
彼の身体をあたし自身でつつんでやることは
無理だ。
彼の身体はあたしの重みを支えきれるわけは無い。
そう思ったとき
あたしは、何の迷いも無く、
彼のものに顔をよせ、
そっと、それを口に含んだ。
女の身体の粘液や温かさにほどとおいかもしれないけれど、
一番、それに似通ったもので彼を受止めてやりたいと
あたしは必死だったんだ。
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