日本人として、純国産のジェット旅客機スペースジェット(旧名称MRJ)にはすごく期待しています。
とくにここ東海エリアでは、生産の大部分が行われるとのことで、経済的にも期待されています。
ただ残念なことに、現在までに4回だか5回だかの納入延期が発生しています。
これでは、ローンチカスタマーの全日空も機体更新計画に狂いが発生し、困っていると思われます。
むろん、直接生産や部品供給の企業にも頭の痛い話だと思います。
そんな中、産業新聞で気になる記事が・・・
◆コンコルドのジレンマに陥っていないか
スペースジェットの計画遅延でしばしば引き合いに出されるのが、サンクコスト=埋没費用、投資した資金が惜しくて
撤退の機会を逃し、かえって損失を膨らませることを指す。
これを別名、コンコルドのジレンマとも言う。
英国BACとエアバスが共同開発を始めた超音速旅客機コンコルドは、1976年に初フライトに成功したが、
4000億円という巨額の開発費が重荷となり、早々に事業採算が絶望的になったものの、国家の威信をかけた
プロジェクトだったため、英仏両政府が債務の肩代わりまでして事業を継続してしまった。
採算ライン250機に対し、実際の生産はわずか20機、事業全体の損失は1兆円を超えたという。
対してスペースジェット(旧MRJ)も、日の丸ジェットと呼ばれる日本政府支援の事業だ。
日本人として応援するのは当然だが、開発費は当初見込みの1800億円から現在は6000億円超に達しているという。
さらには、関連投資としてカナダボンバルディアの小型機保守・サービス事業の買収で、投資は膨らむばかりだ。
実質的な事業主体の三菱重工の首脳陣が、コンコルドのジレンマに陥っているようにも見えるらしい。
万一の時は、かっての三菱自動車の経営危機の比ではない。
重工を存続させるために、銀行・商事だけでは支えきれずに、金曜会全体に奉加帳が回るかもしれませんよね。
もちろん日本政府も無傷というわけにはいかないでしょう。
そんなことにならないように、納期管理とコスト管理を徹底して、一日も早く日の丸ジェットを飛ばしていただきたいものです。
とくにここ東海エリアでは、生産の大部分が行われるとのことで、経済的にも期待されています。
ただ残念なことに、現在までに4回だか5回だかの納入延期が発生しています。
これでは、ローンチカスタマーの全日空も機体更新計画に狂いが発生し、困っていると思われます。
むろん、直接生産や部品供給の企業にも頭の痛い話だと思います。
そんな中、産業新聞で気になる記事が・・・
◆コンコルドのジレンマに陥っていないか
スペースジェットの計画遅延でしばしば引き合いに出されるのが、サンクコスト=埋没費用、投資した資金が惜しくて
撤退の機会を逃し、かえって損失を膨らませることを指す。
これを別名、コンコルドのジレンマとも言う。
英国BACとエアバスが共同開発を始めた超音速旅客機コンコルドは、1976年に初フライトに成功したが、
4000億円という巨額の開発費が重荷となり、早々に事業採算が絶望的になったものの、国家の威信をかけた
プロジェクトだったため、英仏両政府が債務の肩代わりまでして事業を継続してしまった。
採算ライン250機に対し、実際の生産はわずか20機、事業全体の損失は1兆円を超えたという。
対してスペースジェット(旧MRJ)も、日の丸ジェットと呼ばれる日本政府支援の事業だ。
日本人として応援するのは当然だが、開発費は当初見込みの1800億円から現在は6000億円超に達しているという。
さらには、関連投資としてカナダボンバルディアの小型機保守・サービス事業の買収で、投資は膨らむばかりだ。
実質的な事業主体の三菱重工の首脳陣が、コンコルドのジレンマに陥っているようにも見えるらしい。
万一の時は、かっての三菱自動車の経営危機の比ではない。
重工を存続させるために、銀行・商事だけでは支えきれずに、金曜会全体に奉加帳が回るかもしれませんよね。
もちろん日本政府も無傷というわけにはいかないでしょう。
そんなことにならないように、納期管理とコスト管理を徹底して、一日も早く日の丸ジェットを飛ばしていただきたいものです。