仕事でも趣味でも、あるいは何かの技の習得でも10年ほどの時間さえあれば、なんとかものになるものだと思う。
そしてそうやって経験を積み重ねると、後輩とか周囲とかに教えることもできるようになる。
実際には、初心者をやっと脱したレベルに過ぎないのだが、そこを大きく勘違いをしてしまうものだ。
いわゆる、「井の中の蛙 大海を知らず」というやつだ。
だが、慢心するそういう心を忘れないでおくならば、こういう考え方もあるようだ。
◆狭い井戸だって十分に楽しめるもの
よく知られたことなのだが、井の中の蛙大海を知らずには、されど天の高さ青さを知るという後段がある。
たしかに狭い範囲しか知らないのだが、その分そのことを深く知るというような意味だろうか。
そして今日はもうひとつ、禅宗のご住職が教えてくれた言葉。
井戸の蛙と笑わば笑え 花も散りこむ月も射す。
狭い井戸だって、十分楽しめるものです。
私たちが生きている間に知ることができて、経験することができる範囲は限られていることは当然です。
人により、多少井戸の大きさが違うだけです。
それでも井戸の中だって、それなりに完結した素晴らしい世界です。
狭いなら狭いなりに、自分の住む井戸を楽しみましょう。
→プライドなのか開き直りかはわかりませんが、まあそうなんでしょうね。
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