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ダイエットとクッキー実験

2020-06-01 06:53:55 | 日記
世の中の大多数の人たちは、ダイエット経験があると思います。
そして、そのほとんどの人たちは、失敗したりあきらめたりしてると感じます。
だが、それを成功に導くための行動経済学があるという。
米国スタンフォード大学のディリップ・ソマン教授とアマール・チーマ教授の実験だ。

◆必要なアクション(行動)数を増やす
 人間という生き物は、とても怠け者のようです。
 ちょっと面倒にするだけで、こんなに結果が変わるらしい。
 
 グループAとグループBのメンバーに、それぞれ24枚入りのクッキーを手渡した。
 ただし、グループAには、箱の中にクッキーがむき出しのまま入っている。
 グループBのクッキーは、箱の中に個包装のクッキーが入っている。

 グループAのメンバーは、平均6日でクッキーを食べた。
 グループBのメンバーは、食べきるのに平均24日を要したのだ。
 これはつまり、個包装を破るというワンアクション(行動)が加わっただけで、その行動が変わったという事なのだ。

 この結果から求められる知見はこうだ。
 ダイエット=食事量を減らしたい=食べるまでのアクション数を増やすということだ。
 この実践の具体例としては、
  ・小さなスプーンで食べる(口に運ぶ回数が増える)
  ・茶碗を小さくする(おかわりの回数が増える)
  ・外食ではなく自炊する(調理の手間が増える)

 なるほどです。
 世の中の学問が、これほど世の中に役立つことはないかのような実験です(ちょっとオーバーかな?)。
 さっそく実践してみたいと思います。
 

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