Ⅱ、高齢者の主な様態を想像してみる
Y市は平成26年4月1日より「60歳代を高齢者とは言わない都市宣言」を出した。市の広報誌や通知、案内などは可能な限り「70歳以上」を高齢者と表記するとのこと。
一概に高齢者といってもさまざまな様態があり、年齢でくっきり分けることは難しいが、日常の姿の一面を大きな括りで切り取ったつぎの表をご覧ください。
健康寿命→→→ |
平均寿命→→→ |
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60歳~74歳 |
75歳から84歳 |
85歳以上 |
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①寝たきり等 |
①寝たきり等 |
①寝たきり・認知等 |
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②病気がち等 |
②歩行困難・車椅子等 |
②歩行困難・車椅子等 |
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③趣味・ボランテイア等 |
③病気がち・通院等 |
③病気がち・通院等 |
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④労働・働く等 |
④趣味・ボランテイア等 |
④自力生活等 |
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⑤仕事あり |
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60歳からの15年間の方々の様態を大雑把に5つに捉えている。③趣味・ボランテイア等や④労働・働く等の範疇に入る方々は元気なお年寄りといえる。75歳以上の方でも、元気な方々は結構いらっしゃる。これら元気な方々がこの構想・企画というよりも新文化の対象者である「シニア」に該当する。