The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

人手不足を短絡的に移民政策に頼ってよいか?????飯山陽著「イスラム移民」(扶桑社新書)より。

2024-11-28 15:10:50 | 日記
2018年改正出入国管理法が成立し、従来は「高度プロフェッショナル」の専門職に限られていたものが、就労目的の在留資格を「単純労働者」に枠を広げた。それによって安倍政権時で外国人労働者の数が約100万人も増えた模様。

西欧では事件やトラブルが増加し移民政策の見直しが行われ、特にスウェーデンでは日本円で上限およそ340万円ほどの金銭的支援を用意して母国帰国を促がす政策を実施。移民先で生まれた子どもは親の母国言語はもちろんしゃべられず、資金的な支援を受けても簡単に帰国に舵を切れない。日本でも治安悪化や事件増加の報道を目にする。

移民受け入りの議論は「労働力不足解消」にあるが、その場合「日本経済にプラスに働く」ために考慮しておく幾つかの論点がある。「その移民が稼ぎ出す労働総量が、日本人労働者と同量か、それ以上稼ぎ出せること。あるいは看護師やIT技術者など特別な知識・技能を身に付けていること。加えて、このような能力の高い移民を一定期間に限定し、尚かつ家族の帯同がないケースのみ。」これらが揃うことによって移民政策は自国の経済に寄与できると踏んでいる。

なお、日本人の労働者より下回る賃金の移民労働者が多数入ってくるケースでは、労働力は増えるのでGDPの総生産額が上がるが、日本人労働者より低賃金だと一人当たりのGDPは低下し国民は貧困になることを前提に置いておきたい。

その上で問題点や理解しておく内容などが述べられている。問題点としてまずは、労働力を求めての移民政策であるので、移民外国人と日本人が既にやっている仕事を奪い合うことが起こり、仕事選択肢が狭まる恐れが予測される。
つぎに福利厚生医療面では、病気、仕事を失う、仕事をやめる、仕事のやる気を失う、老化等福祉の恩恵を受ける側になるケースを念頭に置くこと。また、家族の帯同を許すので、奥さん、子ども、あるいは父、母等、一人の稼ぐ給料より多くの公的支援が必要になることも想定できる。

日本人がほぼ強制的に加入している国民年金や健康保険や介護保険などの掛け金の徴収はどのようになっているか?。医療費など社会保障費の財源不足が予算編成期には話題に上る。私どもは親(保護者)の健康保険証で病院にかかり、仕事に就いてからは生涯健康保険の掛け金を払い続け、3割や2割(1割)の窓口での支払いになる。移民の方々はどのような額が保険料として徴収され、窓口負担はどのくらいか?、疑問が残る。

ちなみにイスラム教徒の移民者は、イスラム教・「神の法」は至上の法で、日本国憲法や法律など人間の作った法を下に置き、神の法は絶対であるとの考え。そして生活のあらゆる細部についてまであまねく規定しているとのこと。暖かく受け入れると日本人になってくれるかの想いは甘っちょろい、と著書に表されています。

人手が足りない。移民を受け入れよう!!!!!この論理大丈夫か?????イスラム思想研究家飯山陽氏の自著「イスラム移民」(扶桑社)より

2024-11-11 12:04:51 | 日記
今年の出生数は70万人を切るようだ?。少子高齢化の日本。人手が足りない。労働力が足りない。じゃあーどうしたらよいの。デジタル化を勧め効率化を図る。IT化をどんどん導入し定型業務を自動化し最適化する。DX化に取り組んでも限界があるよ。やっぱり人の手が必要だ。

移民の受け入れに舵を切った日本社会が問題や課題はないのか?。

移民受け入れ先進国ヨーロッパ等では犯罪など様々な社会問題が勃発し、移民たちに自主帰国を促進する政策を掲げ始めた。特にスウェーデンでは日本円で上限およそ340万円ほどの金銭的支援を用意して母国帰国を促がす政策を実施。移民先で生まれた子どもは親の母国言語はもちろんしゃべられず、資金的な支援を受けても簡単に帰国への決断に躊躇しますね。

わが国でも労働力不足だからといって外国人を受け入れる政策が既に実行され、移民が増えるにしたがってトラブルのニュースが流れている。移民について警鐘や理解や注意喚起等を鳴らしているのはイスラム思想研究家の飯山陽氏。この度、自著「イスラム移民」(扶桑社)を上梓。著者の考える移民政策の意義は次の通り。

日本の労働力不足解消のため外国人労働者が日本経済にプラスに働くためには幾つかの条件がある。「その移民が稼ぎ出す労働総量が、日本人労働者と同量か、それ以上稼ぎ出せる移民であること。あるいは看護師やIT技術者など特別な知識・技能を身に付けていること。加えて、このような能力の高い移民を一定期間に限定し、尚且つ家族の帯同がないケースのみ。」これらが揃うことによって移民政策は経済に寄与できると述べている。

日本の移民政策は「高度な人財に限定されていた就労目的の在留資格を単純労働者に広げた」「改正出入国管理法」を2018年の国会で成立した。
飯山氏の指摘では移民の増加によって様々な問題が起こるとの警鐘の数々が書かれている。是非著書を読んで移民問題に関心を持ち、将来に禍根を残すことがないように各方面に訴えていくことが、法改正につながると思う。このことは将来を背負う子どもや孫たちへの贈り物になると確信できる。

ちなみにイスラム教徒の移民者は、土葬墓地やハラールや金曜礼拝行きや断食や音楽や美術や体育の授業拒否を要求するだけでなく、「神の法」(イスラム教)は生活のあらゆる細部についてまであまねく規定していることを認識しておくことがきわめて必要であると著書に表されている。なお「神の法」は至上の法で、日本国憲法や法律など人間の作った法を下に置き、神の法は絶対であると考えていると加えられている。