The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

「石丸伸二」氏は政界の大谷翔平選手に化け、日本を救う人財になる?!  第2弾 石丸伸二氏は日本を動かす牽引役になる

2024-07-29 10:21:10 | 日記
 直近の朗報は政治の世界で天才大谷選手に化けそうな石丸伸二氏の出現でしょうか?。
 この度の東京都知事選挙結果開票時のテレビ各局候補者インタビュー内容が物議をかもしている。質問する言葉やフレーズがあいまいでは議論が実らず堂々巡りを繰り返す場面が気になった。言葉に敏感でインタビュー内容を前もって練っておくことの重要性を再認識させたといえる。

 緩いインタビューの遠因は国会での議員のやり取りにみられ、首相のインタビューの際の発言内容や国会での答弁内容等が大きく影を落としているのだろう。それは質問にまともに答えていなかったり、回答をはぐらかしたり、抽象的な言葉の羅列で済ませたり、等々であることが間違ったメッセージになり日本中に蔓延ってしまったようだ。帰結として曖昧模糊としたカオスの世の中を展開していることの責任は重大だ。
   
 今回選挙開票結果インタビューにおける回答で、石丸伸二氏は、内容を構造的に捉え、自分の言葉で具体的に語ることが有権者への誠意を持った姿勢であることを日本中に知らしめたと私は感受し捉えることができた。
  
 石丸伸二氏は旧帝国大学出身で受験秀才であることは想像できる。受験秀才は与えられた問題を速く正しく解答することに概ね傾斜していて、知識や情報等から思考する回路に不安を残し勝ちであるが、石丸伸二氏のキャリアや言動から推察してこれには当てはまらないと確信できる。しかも地頭がしっかりしていて、深く思考できるようだ。併せて、言葉の概念を明確に把握され、感性や思考から発露された借り物ではない意見を明瞭な言葉やフレーズで発信できるところが、ひときわ輝きを増し人々の心を動かしている。これらのことが都民から信頼された所以であり、共鳴者や賛同者が増えている証左でもある。今回の東京都知事選挙で170万票弱の獲得が明瞭に物語っている。
 
 この方の思考の背景は、経済を専門とされてることは勿論ではあるが、経済アナリストとしてアメリカ大陸8か国の「政治と経済を分析した結果」にあると憶測できる。超経済大国米国から南北アメリカ大陸の国々の政治と経済の分析と年次比較は極めて有益な情報を導き出せる。その一つが政治の舵取り次第で一流国にも三流国にもなることの現実を実感したことであろう。

 石丸伸二氏は日本もこのままの政治状況が続くと必ず三流国になる、と言い切っている。続く。


「石丸伸二」氏は政界の大谷翔平選手に化け、日本を救う人財になる?!  第1弾 石丸伸二氏は日本に喝を入れた

2024-07-27 21:07:35 | 日記
   革命的日本社会の変化は、近代では明治維新と太平洋戦争敗戦時の2つである。
 まずは明治維新。徳川幕府鎖国武士政治からの脱却である。きっかけとなったのは外国船の来航で、ペリーの黒船が象徴的あった。食料や燃料補給のため港の開港等を求められ、慌てふためいた幕府は諸大名・幕臣などに解決の意見を求めたのがきっかけとなる。妙案はないか腕組して頭を抱え逡巡していたのは、幕藩体制を連綿と続けてきた幕府の古参であり、立ち上がったのは譜代や外様大名の下級武士達であった。それも20歳代の若者たちであり、新しい時代を創造し築く力は若い血であることが証明している。
 黒船来航から大政奉還の14年間で、天皇制を中心とした立憲統一国家の明治時代を形成した。

 第2の危機は、満州事変以来の日中戦争、第二次世界大戦、そして太平洋戦争と敗戦。トルーマン大統領、スターリン首相、チャーチル首相の三国が出した「ポツダム宣言」を受け入れ無条件降伏。これは国家存続の極めて困難な事態に陥ったわけ。連合国に占領され国家主権の喪失であった。戦後生まれの私は想像不能ですが、当時の国民心情を推し量ると虚脱感に国中が覆われていたと推測できる。
 敗戦からの日本は、アメリカのマッカーサー元帥が中心となって米国産の民主主義を導入され「君主制立憲民主国家」として歩み始め今に至っている。西鋭夫著「国破れてマッカーサー」(中公文庫)に占領下の6年間が詳述されているので、一読をお勧めしたい。

 明治維新(1868年)より太平洋戦争(1945年)まで77年間。若い下級武士たちが叡智と勇気と愛国等を結集して成し遂げた壮大な戦いであった。自力で新しい時代を切り開いたのである。次に敗戦から今日(2024年)まで79年間。このときはマッカーサー元帥を中心とする進駐軍が戦後日本の憲法から国家の骨格までも構築したのである。まさに与えられた国作りといえる。
 いまこのことより国家のかたち、態勢等は80年前後の期間で制度疲労を起こすと共に、様々なところで歪みや軋みを発生することにより、国家体制を変化させたいという胎動が今の日本を見つめていると明確に映る。

 日本の近代史を鳥瞰的に俯瞰すると、いま新しい時代の夜明けを迎えつつあることを感じる。国民が希求する次代の日本を担い築く人財が押し出され引き上げられつつあるようだ。
 今回東京都知事選挙で「東京を動かす、日本を動かす」のスローガンの下、170万票余りを獲得し2位、次点であった、石丸伸二氏に多いに期待しているのは私だけではないと思う。続く。

言葉を厳密に遣っていない・・・都知事選挙結果のTVインタビューの考察?!

2024-07-10 17:27:50 | 日記
 お笑いやバラエティー、アイドルなどの番組作成に注力して、知的構成力や知的想像力など放送人としての日常的な資質・能力が格段に喪失してしまったか?。
 
 過日7月7日(日)夜某テレビ局の都知事選挙結果における番組で失望した。立候補者への選挙結果についてのインタビュー内容で、稚拙でステレオタイプの質問は、立候補者を不機嫌にさせていたとともに、視聴者を落胆させていた事が巷間話題になり、特にユーチューブでは炎上している。
 
 私なら次のように準備して臨む。
 立候補者への取材を重ねて情報を前もってまとめておく。候補者の選挙中の街頭演説内容も当然聴いておく。これらのことから一番聴き出したいことを数点具体的な質問内容をリストアップ、文章化しておき、インタビューの実際ではアドリブを交えながら候補者の選挙活動や結果についての知覚や感覚などの内面を引き出すことに努める。その際あくまでも立候補者の立場に立った質問内容が視聴者の心を打つ。
  
 インタビュー番組視聴後には、選挙は面白そう、そんなことが醍醐味だったんだね、今度はこんなことを知事は考えているのか、私も選挙に立候補してみたいな、次回の都知事選挙に俺も出てみようかな、今日は投票しなかったが次は必ず投票場に行く、等々の思いを抱くようになる。これらが視聴者の内面に湧いてくるならば、真の選挙後のインタビュー番組企画構成の成果である。
 
 このコンセプトの立ち位置がいま大きくズレていないだろうか。

 言葉を大切にすることは思考が厳密になり、会話が深まる。結果として新しい思考が誘発され、アイデアとして昇華され社会を変えるきっかけになる。具体性のない言葉が蔓延っているとカオスを増幅させるのみである。それはいまだ。

背筋が寒くなる・・・書名「ホンボシ」(文藝春秋社)は「本当・真実の容疑者・被疑者」のこと。    検挙率世界一の我が国の警察は遠い昔のことになってしまったか??

2024-07-07 11:13:30 | 日記
書名「ホンボシ」は伝説のレジェンド刑事の佐藤誠氏が上梓したもの。「ホシ」とは、警察用語で被疑者・容疑者の隠語。「ホン」は本当・真実等。「ホンボシ」のタイトルは「本当・真実の被疑者・容疑者」すなわち真犯人を表しているのだろう。

著書は件の木原事件を扱っている内容だが、「世界一ダントツに検挙率が高い日本の警察では考えられない案件・事件の稚拙な処理」に驚愕を覚えた。素人目で見ても、明かな疑問がさらなる疑惑を増幅してくる。似たような案件・事件が日本各地の警察で同様に扱われてる例があるのだろうか、と妄想するだけで背筋が寒くなる。世界一の日本の警察はどこに行ってしまったのか・・・。

著者の佐藤誠氏は、2006年4月に最初にこの案件・事件を扱った警察の「怠慢に原因」と初動の扱いを見立てている。レジェンド刑事の判断に素人の私がいうのは憚れるが、「怠慢に原因」という言葉で片付けるのではなく、そのように処理した深い複合的な理由があったと思わざるを得ない。深い闇がここに重く圧し掛かっている。実際には佐藤誠氏はこの案件・事件を担当するようになったのは、発生後12年間経ってからであった。物証が乏しい中でも捜査の限りを尽くし、事件の解決が見えたころ、突然捜査の中止が上司から下されたようである。「政治が司法に介入したか」、ここでも疑惑を増幅させる。遺族のためにも是非全面解明を急いでほしいと「ホンボシ」を読了して切に思う。

他には著者が扱った数多の事件が紹介されている。容疑者・被疑者との取り調べにおける口を割らさせる際に配慮していたことや接する際に心掛けていたことなど、著者の人間性や使命感、および経験に裏打ちされた研ぎ澄まされた勘と、知悉と能力が掛け合わされた具体例が満載。心理やカウンセラー関係者は勿論のこと、人と関わる業種である教師や介護士し、営業などの方々にもお勧めしたい。コツや真髄を摑まれたパーソンの仕事の幅と深さが一層増すことは間違いないであろう。
 加えて、いま日本に覆いかぶさっている各方面での数々の疑惑の闇。その闇が日本社会の様々なところに蔓延り国民のこころの棘になり、結果的に国力を削いでいる一因にもなっていると私は思う。