The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

将来にさらに禍根を残さないために。IR導入について直近10年間から考える。

2020-04-24 15:42:32 | 日記

 総合型リゾート(カジノ)構想を、いま一度立ち止まって是非を考えたい。この導入政策は、将来に禍根を残すことは火を見るより明らか。
そのことはこの10年間の国内での出来事が証明できる。被爆国で地震国である日本に「原子力発電」をアメリカの働きかけのまま(?)に導入し、地震と津波による大惨事。放射能の半減期は千年以上たっても不可能な物質も含まれている。

 次に今回の新型コロナウイルスによる中国一辺倒政策の脆弱性露呈。プラザ合意による為替の変動で、工場生産地の海外移転。その中でも中国に著しく傾斜。さらに「観光立国だ」「おもてなしだ」との掛け声でのインバウンド政策。今回ことごとくこれらの施策の誤謬、不合理、欠点、安全性が炙り出され、経済、人命ともに現在の状況。

 オリパラも莫大な借金を抱え込むことも推測できる。これらの尻拭いを次世代がすることになる。現在施策を進めている人々はその時にはあの世。責任をとれないことを政策に乗せてはいけません。

 IRの導入でどのような問題が起こると予測できますか。経済のみに傾斜した発想ではなく、次世代に誇りを持て、死後にも責任を取れる施策を国会では議論、策定してもらいたい。そのためには、若い方のひらめきや発想に心を傾け、どのような世界になるのかの具体的なイメージを描きたい。新型コロナウイルスが終息したのちの世界は大きく変わるだろうと、語る識者がいる。

 教育に携わる者としては、児童生徒が活躍する近未来の社会を想定して、近視眼的な内容のみではなく、目線を遠くにおいた内容との併用が重要になる。例えば、正解のない問題を与えるとか、夢の世の中をイメージさせるとか、外国からの視点で日本の常識を指摘するとか等々、校種や学年に応じた課題で思考の枠を広げ、柔軟になる場を設け、時々頭をシャッフルしたい。

「迷惑を掛けています。ごめんなさい」の「10萬円」

2020-04-19 10:31:48 | 日記
国債は政府の国民からの借金です

 リーダーの感性と先見性と動物的勘と免疫学的知見と政治感覚で1月下旬ころにウイルスの国内侵入を抑えていたら、ここまで負の影響は広がらなかったと推理できます。台湾では1月1日には入国制限を掛けたようです。その情報を台湾から政府には入っていたと思われますが・・・。
今回口座に入る一人10萬円は、内閣政府、執行部、与党、議員などが武漢コロナウイルスを水際で防ぎきれずに現在に至っていて謝罪「ごめんなさい」を込めたものと私はとらえている。

 前触れもなく、根回しもなく突然の小中高校全国一斉休校要請で、現場は学年末の卒業式を控えた時期で遣り繰りにてんてこ舞い、児童生徒も唖然として脱力感。仕事をしたくても、店を開きたくても、暖簾を出したくても、自粛お願いを健気に守り生活困惑で不安を抱えている自営事業者。テレワークが不可能で、感染のリスクが伴っての電車通勤で日々ハラハラドキドキ気にしながら仕事をしている会社員。等々。

 対応が後手後手に回り、一向に感染者が全国で増加しています。誰かが中国から持ち込み、その後これだけの短期間に命を奪い、感染者に悪さをしているウイルス。ここに至っては、国民が「こころをひとつ」になって、コロナウイルスを限りなくゼロにするために、5月中下旬ころまでは人に接することを極力避けるしか方策がないようです。

 コロナウイルスが終息した暁には、手元の10萬円を各自の好みで。思いっきり美味しい食事に使いたい方、旅行に充てたい方、洋服を揃えたい方、寄付やふるさと納税に回したい方、貯金を殖やしたい方、等々、まさしく自由です。

 この財源はおおむね国債に頼ると思われますが、「国債は政府が国民からの借金」になります。現代金融理論「モダンマネタリーセオリー MMT」の知見もこの際には増やしておきたい。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」

2020-04-18 13:11:55 | 日記
リーダーの危機管理の資質能力は

 百年前のスペイン風邪は高校の日本史か世界史で聞いたような、記憶の欠片のような感じ。が、「歴史は繰り返す」をまさしく実感させられています。今回の武漢コロナウイルスは、1月下旬ころにウイルスの国内侵入を抑えていたら、ここまでの負の影響は広がらなかったと後知恵で推測できます。アベノミックスの成長戦略の一つにインバウンド需要を掲げていましたから、早々に中国からの入国制限を掛けられなかったことが、ここに至っていると踏めます。
トップの危機管理能力は、組織が大きいほど悪影響が大になります。国単位では、国民に多大な負の遺産を残すことになり、取り返すためには莫大なエネルギーと長い年月と国民の犠牲と協力を必要とします。

 この危機管理能力は、学級担任にも極めて重要な資質能力の一つ。大学の教職課程で履修していなくても、身に付けておくことに越したことはありません。ただしこの能力を付けるためには、何を学んでおけばよいのでしょうか。特効薬は見当たりませんが・・・。「勘を磨くこと」。そのためには情報収集と知見と想像力と多様な体験・経験と問題解決力など。総合的な能力、すなわち「究極の人間力」になります。学級担任はここまで研ぎ澄ませておかなくてもよいでしょうか。

 つぎのことを頭脳の隅に。「三百、二十九、一の法則」。「300、29、1の法則」。これを発見者の名前を冠して「ハインリッシュの法則」とも。別名「ヒャリハットの法則」とも呼ばれています。ある大きな事故や事件を分析して導いた経験則。科学的な法則は「実証性・再現性・客観性」が必須ですが、経験則は百%ではないが、ほぼ一般的に通用することといえます。
三百の「ヒャリ」とすることを「見過ごしている」「気が付かない」などをそのままにしていると、二十九の「ハット」とする出来事に対して「手当や対応や処置」が緩いと、ある時に大きな事故や事件が起きて取り返しがつかなくなることを、この経験則は語っています。

 この法則の応用が、日々学級で起こるトラブル対応の仕方や、授業での展開や指導の仕方などが拙かったり齟齬があったりすると、小学校の学級では「学級崩壊」に至ることの一つの知見になります。