The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

消費税は10パーセントに増税するか

2014-09-28 20:42:15 | 日記

 新聞報道では今年4月~6月期の国内総生産は前期年比率の7.1%減など景気指標が大きく落ち込んでいるようだ。消費税率8%に引き上げたことが原因と見られている。経済アナリストの今後の数字予測は、悲観論と楽観論の2つにくっきり分かれている。

 悲観的な見方としては、消費税増税前の駆け込み需要によって、将来需要のかなりの部分を先食いしていることがあげられ、だから個人消費はさらに伸び悩むであろうとのこと。

 楽観的な考えとしては8月豪雨の災害を考慮しても、7月期頃から全体として見て緩やかだが戻ってきている傾向にあるとの捉えである。 

 アベノミクスの三本目の矢は成長戦略を描いているが、進捗実現を肌で感じている方は皆無に近い。成熟した日本社会では成長至上主義からの脱却も指摘されている。

 一方政府は賃金上昇を企業に働き掛けたが、一部の企業のみの実施で大多数の企業は二の足を踏んでいる。給料が増えても増税や物価値上がり等で、実質賃金の伸びがマイナスになる。さらに家計は苦しくなり、購買力が下がり景気を落ち込ませる懸念材料が増えている。

 日本経済の停滞は、消費の伸び悩み、人口減、労働力不足、製造部門の海外流失等々大きく影響している。


2、理科教育は、これだ!!ズバリ語っている

2014-09-24 08:19:51 | 日記

ノーベル賞を受賞された朝永振一郎博士は、次の言葉を色紙(京都市青少年センター所蔵)に残している。

ふしぎだと思うこと

                         これが 科学の芽です

よく観察してたしかめ そして考えること

                         これが 科学の茎です

そうして最後になぞがとける

                          これが 科学の花です

                   (「重力とは何か」大栗博司著より)

 科学の真髄を植物の成長にたとえて、短い言葉で端的に分かりやすく説いている。

 「ふしぎ」「観察」「考える」「なぞがとける」のキーワードは、理科授業での核となる学習活動と符合する。

 自然の事物や現象を「ふしぎ」や疑問を抱き、それを調べ「確かめる」ために「観察」や実験の場をたっぷり設け、結果を「考え」、考察することによって「なぞがとけ」、そして問題解決に至る理科学習展開の基本を見事に表している。「科学研究」の過程ともぴったり一致している。理科授業を通して子どもたちに「科学の花」を咲かせることに尽きる。(図表1-3)

                   理科授業

「ふしぎ」―――――――――――――疑問、はてな

        ↓               予想・仮説

「観察」―――――――――――――観察・実験など

        ↓                

「考える」―――――――――――――結果の考察

        ↓

「なぞがとける」――――――――――――結論  

(図表1-3)

 


国債発行ゼロのドイツから学びたい

2014-09-23 14:23:29 | 日記

 「ドイツの来年度予算案は、新規国債の発行を旧西独時代も含め46年ぶりに停止し、『無借金』で歳出をまかなえる見通しになった」との記事に目を疑う。緊縮財政とグロールバル化対応に成功し税収が伸びたことと、法律でも義務付けしていたことが大きな要因のようだ。  
 

翻って、日本政府は1000兆円を超える国債の累積赤字を抱え、国民一人当たり7から800万円の借金であるとメディアは伝えている。それは政府の借金であって、国民の借金とは到底考えられないが、債権ではなく借用書のない債務になっているようだ。
 

 夏の旅行でのこと。一方通行や一車線通行の交通規制で渋滞に遭遇する。アスファルト張替え工事のようだが、凸凹などの傷みがあまり確認できなかった。予算執行を急いでいるのか。ばら撒き予算を消化しているのか。フツフツと疑問がわく。

 来年度の予算概算は100兆円超と訊く。無駄の削減や財政規律はどうなった。知恵を働かせ政治を執行してほしい。ドイツから学ぶことは多いはずだ。

 「将来世代に美田を買っても借用書のない債務は残さない」。