暇なので、ツタヤから洋画のDVDを何本か借りてきて見ていたら、どうも見覚えのある映画があった。自分は前に見た映画をよく忘れるが、今回も同様だ。途中でようやく気がついたが、幸いと言うか、頭が悪いのでストーリーをすっかり忘れている。したがって、初めて見る映画のように新鮮な気持で見ることができるのだ(笑)。
その映画は『砂と霧の家』と言って、2003年のアメリカ映画だ。2度目の今回はじっくりと堪能したが、なかなか良くできた映画である。内容を説明すると長くなるし、見た人もいるだろうからストーリーを省く。要するに“家”をめぐる人々のトラブル、葛藤を描いたもので、最後は大変な悲劇が訪れるというものだ。
主演のジェニファー・コネリーとベン・キングズレーという俳優が実に良かったが、今度こそこの映画の“神髄”が分かったような気がした。良い映画は2度、3度見るのが良いだろう。そうすると新しい発見があったり、ますますその良さが分かるというものだ。最後は“家”よりも家族の大切さ、人の心の結び付きがいかに大切かをこの映画は訴えているようだ。ボケてきたことの言い訳に、こんな文を書いてしまった。失礼。
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