<2021年4月4日に書いた以下の記事を復刻します。>
昨夜、TBSテレビを見たら、泰緬(たいめん)鉄道の話を放送していた。これは第2次大戦中に日本軍がタイとミャンマー(旧ビルマ)の間に鉄道を敷設する話だが、多くの外国人捕虜が過酷な労働の末に亡くなった。このため戦後、捕虜虐待の罪でB・C級戦犯が裁かれるドキュメンタリーだった。
しかし、1957年になって、これがイギリス・アメリカの合作映画『戦場にかける橋』となって生まれ変わり、日本でも上映された。もちろん私も見に行ったが、ウィリアム・ホールデンやアレック・ギネス、早川雪洲らの名優が出演して話題となった。
そして、なんと言っても「クワイ河マーチ」である。実に軽快で生き生きとしており、過酷で悲惨な戦場とは対照的に鳴り渡っていたのだ。(2021年4月4日)
クワイ河マーチ (ミッチ・ミラー楽団)