イケズの構造 入江敦彦著である。まあプロの京都人だが 氏の著作って京都人が教える裏京都案内みたいなものが多かったので あーそやねぇ・・で面白く読んでそれだけだったのだが。本書は京都の本質本である。観光案内みたいなもんは全くない。あたしみたいなよそもんの偽京都人が 自分のポジションを確認するには良書であると思うが 少なくとも関西以外の人が読んでも はあそうですか・・と思うだろう。京ことばが優れてるだのなんだのいう気は毛頭あらへんのだが 関西というか狭義の京都人の頭の中はこんな風やで?というのを理解するのは良書であると思うが 誰にも薦められる本ではない。まあこんなん知らんでも 古都京都は楽しめるので 住もうと思わない限り読む必要は無い。まあ あたしは最近明日死ぬかも・・と思うので 自分の生き方の棚卸しをしてるのでこういう本を読むと安心するわけである。関東の人にはわからないかも知れないが どっちが上とか下とか言うことではなく 関西人はこういう論理で動いている。まあ端的に言えば言語が違うし文化が違うのである。先日袂を別った友人がいるのだが彼女にはこれは読んでほしいな・・と思ったので贈ってみた。エッセイは読むらしいので読んでくれるとありがたい。読まずにゴミ箱でも 本はかわいそうだがいいかな・・と思う。本書で 目上の人は敬うもんや。悪口いうたりして、あんた人の道に外れてるわ・・というくだりが出てくるのだが 以前のあたしなら 目上?なんじゃそれ?と思ったのだが 今回死にかけていろんな人に支えてもらった。みんな若い人ばかりである。目上・・って年上ってだけじゃなくて 人として徳のある人なのだから 若くても関係ない。年上でも使えん奴はいっぱいいてるし 若いだけで使えんのもいてる。でも 自分が世話になった人には礼を尽くすべきやと思うし あたしはそうする。それを押し付ける気はさらさらあらへんし 押し付けたら嫌味や。でもなぁ 自分がしてもうて ありがたいな・・て気がついたことがあるなら 素直にありがとう・・言うべきやし 自分もそうしたったらええわけや。あたしも歳とったなぁ・・と思わんでも無いけど こういう気持ちを持てるようになった・・という点では歳をとるのも あながち悪いことではあらへんな・・と思うのである。
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