日本経済新聞の文化面で NPO劇研理事の吉本有輝子氏が寄稿してる一文が面白かった。京都の下鴨にアトリエ劇研って小劇場があるのはなんとなく知ってたけど あたしは演劇にはさっぱり興味が無いので詳しくは知らない。そこが今月一杯で閉館するらしい。吉本氏が言うのだが「京都は大学が多く、いつまでも学生気分が許されるような雰囲気がある。いい意味でのアマチュアリズムがあったからこそ好きなことが続けられたのかも知れない」というくだりで ああそういうことだったのかと気がつかされたところがある。あたしが 京都が一番 東京は嫌いというのは 東京は結果を出さなければ・・仕事で成功して一人前みたいなところがあり 学校出たらもう仕事人を強制されるようなところが嫌いなのだと思う。まあ 人として学生から人より金が稼げる大人に成長するってことは大事なんだろうが いつまでも学生気分が許されないところがあたしの生き方に合わないのだと思う。まあ京都の学生時代 伝統工芸の職人を指向もしたが 結局当時最先端だったコンピュータの世界に飛び込んだわけだが 当時の京都にそういう仕事があるわけでもなし 結局東京に出てきて 業界にどっぷり浸かったわけである。今で言うIT系の仕事は当時大阪でも難しく 都合東京に出るし選択肢が無かったというのもあるが 東京に出てきたのは正解であった。東京だからこそ面白い仕事ができたのである。そんな仕事を何十年も楽しんで 最近甥が同業で就職したんだが 仕事を楽しんでるらしいw いいことだ。弟におとうさんは仕事が楽しくないの?と講釈たれたらしくて笑えるがw まあ あたしは楽しくなければ仕事じゃない・・って思ってるので好きなことだけやって生きてきたので あー頼もしいな・・って思うんだが。あたしは 成果第一の東京にあって 学生気分の抜けない技術者をやってきて 東京で良かったと思う。趣味の領域でも生活でも東京だからできたこと・・ってのがいっぱいあったのである。なんで 東京は嫌い(吉祥寺から先の都心だw)だが 住んでる街は好き・・ってねじれた状態ではあるのだけれど。社会的に成功したわけではない。好きなことをやって飯が食えた 好きな遊び(ほとんど地方でだがw)もした 友人もできた 家も買った そういう意味では東京は嫌いじゃないw まあ地方指向のあたしだが 東京にいなけりゃ確実に去年死んでたと思うので そういう意味ではやっぱり東京だな・・と思うのである。まあたまに京都に帰ると もう何十年も昔に通った店がそのままあるわけで 限りなく居心地がいい。鴨川のほとりでぼーっとしててもいい。時代に流されない空間がそこにあるので 京都が好きなわけである。東京を散々けなしてるけど 東京は東京で好き。でも 20代から生き方が変わってないあたしは やはり京都か地方かが 落ち着ける場所なんである。先日実家に行った時に ジーンズにTシャツ ダンガリーシャツに頭に赤いバンダナって格好で行ったら なんて格好をしてるんだとおとんが怒ったけど これがあたしの生き方である。まー70年代の学生の標準的なスタイルだが・・・服は生き方・・っていうけど こういうスタイルで生きてきた。まあそれが許されたのはラッキーだったと思うし 好きな仕事ができたのもラッキーだった。そういう意味では東京も悪くないじゃん?て思うが 東京の人になれなかった・・というかならなかった自分の居場所はやっぱり京都なんだろうな・・と思う。いい歳してまだ学生気分が抜けてないのかよ?といわれそうだが それを通して生きてこられた・・というのは幸せな人生だったのだなと思う。明日死ぬかも知れんが 後悔は無い。力いっぱい生きてきた。こういう我侭を許してくれた嫁はんに感謝したいw
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