オーディオメーカーだったパイオニアが香港のファンドの傘下に入った。その昔オーディブームだったころ 日本メーカーが次々と新製品を出し 東京なら秋葉原 大阪なら日本橋 京都なら寺町あたりの量販店は若者から大人までごったがえしたもんだが・・・もうとっくに音響分野から撤退してたパイオニアだが 寂しいものがある。アイワはソニー傘下でブランドは消えたし 山水も倒産 ソニー テクニクス(パナソニック) オンキョーはかろうじて生産はしてるものの風前の灯火だ。まあここ数十年で音楽を聴く環境が変わったのが一番大きいのだろう。FMで聴いて より良い音で聴くためにレコードを買ったりCDを買ったりしたわけだが いまや音楽はyoutubeで聴く時代。動画つきストリーミングだから当然音質はいわずもがなだけど・・安いヘッドホンで聴いてる分には ほとんど差は無いと言ってもいいだろう。高級なヘッドホンだとしても10万もするようなものは誰も買わないし 今の若い人が買う高級なヘッドホンてせいぜい数万円だ。音源が売れないので 著作権料で食ってる連中 まあJASRACとかだが JAZZ喫茶やROCK喫茶を目の敵にして片っ端から潰した。あたしが常連だった吉祥寺のJAZZ喫茶のママに聞いたところではレコード片面200円を要求されたらしい。当時コーヒーが400円しなかった時代だから当然商売にならない。なんで 壊滅した。あたしなんかの世代では音楽は曲じゃなくてアルバムで聴くもので アルバム自体が曲だった(わかりにくいか)のだが今はダウンロード販売でも一曲単位で買うものである。勢い メジャーなヒット曲しか売れず アルバムというかハード音源は売れない。で 市場がシュリンクするわけでいたちごっこなのだ。昔のようにアルバム半分聴かせて で気に入ったらレコード屋というかCD屋に走る・・という買い方を著作権の名の下に封じたのである。市場がシュリンクしても仕方ないわな・・というわけ。あたしも若いころには残業代つぎ込んで数百万のオーディオに手を出したクチで いずれはJAZZ喫茶を経営・・って夢だったんだが 時代は変わった。手元に残るのは膨大なCDと高価だったオーディオ機材である。まーでも懲りずに聴いてる。CDも買う。アルバム通して聴かなきゃわからんこともいっぱいあるのだが 今の若い人は流行のつまみ食いだけで満足するようである。まー人はどうでもいい。あたしはいい音楽をいっぱい聴いて育ってきた。それだけで満足だが あたしが死んだらこの音源はどうなるんだ?というのが悩みの種である。いつ死ぬかわからん身だけに結構切実なんだよ これが・・
出してるSAPIOって雑誌がある。これは完璧に右翼雑誌で100ページも無いのに720円もする。なんでこんなもんが手元にあるか?というと 返本バイトの友人が借りてくるのだがw 小林よしのりのゴーマニズム宣言が載ってる雑誌と言えばわかりやすいか・・ごーまんかましてよかですか?というアレである。あたしは左寄りだから そもそも天下の小学館がw こんな雑誌を出してる事自体pu!と笑うのだがw まあ読む価値も無いというのが正直なところだが表紙に 関東vs関西「嫌悪感の研究」なんて書いてるもんだからつい手に取っちゃったわけ。で その記事の中に京都ぎらいを書いた某井上章一氏が書いてるわけで その話。東京に対して強がってみせる・・だのけっきょくのところ引かれものの小唄でしかない・・とか あんたどれだけ関西つーか京都が嫌いなんだ?とか思う。杉本家の当主に 嵯峨のお百姓さんが肥え・・と言われたのを何十年根に持ってグチグチ言ってんだ?とか思う。こういう偏見のあるというか 自分の生まれ育った土地を愛せない人が 国際日本文化研究センター教授・・てんだからどれほどのレベルかわかるというものだ。ちなみにあたしは三重は津の生まれで学生時代は京都西陣 仕事始めてからは東京の西のほうだけど 東京は好きではないが ここまで口汚くは言わない。京都では仕事の口が無かったので 仕方なく東京に出てきただけで 今住んでるところも嫌いではない。むしろ好きだ。ただ それより生まれた津のほうが好きだし それ以上に京都のほうが好きなだけだ。まあ 弟は長野にいるけど ほとんどの親族は関西。あたしは関西人であって良かったと思うし 絶対京都に帰ろうと思ってる。まあ中京の旦那衆には京都中華思想の持ち主もいるのだが 何が悪いか?とさえ思う。たかだか400年の歴史しかない江戸だ。天人に征服されてしまえ!と思うのであるw