白洲正子著 世界文化社刊 1998年初版 326P 2000円+税 ・・だが既に絶版。
世界文化社からは 夢幻抄・行雲抄・風化抄・雨滴抄・日月抄・風姿抄と 併せて7冊出てるが 全部絶版。本棚には刺さってるのでまずは最初の一冊がこの独楽抄だ。書下ろしかと思ってたら 最初からどこかで読んだことがある。ん?とか思ってたら かくれ里からの転載で 太陽の記事や いまだ良いのに巡り合えてなくて買えてない韋駄天夫人 これ初版57年みたいで もう程度のいい初版は無理だろう。文庫も結構高いので悩むところだ。まーそれはどうでもいいとして 白洲さん じーちゃんは海軍大将で華族の家で旦那が 吉田茂の懐刀・・と言われた白洲次郎だし 白洲次郎は英国好きなので 本宅は田舎のカントリーハウス 都会にタウンハウス・・なんて英国式。戦前の鶴川村なんてすさまじくど田舎だったろうし 古い茅葺農家買ってるからモダンな思想の持ち主でもある。最後は東北電力の会長だし 古い空冷911なんか乗ってたし・・まー格好いいのよ。それたが 育ちのいい華族のお嬢様で若いころからお能を舞って 日本の古代の歴史や文学にも詳しいし 知識量がものすごく広くて深いのにそれをひけらかさない。知らないことは そうであったと思う・・と断言しないのがまたいい。お嬢様だけど 白洲家もお金持ちだけど それを鼻にかけない・・というか 骨董は飾って眺めて楽しむものではなくて 触って使って育てるもんだ・・と言いきるし その人柄に惹かれて 名だたる趣味人が集まってくるし それを大事にした。言いたいことはずばずば言うし・・まー読んでて惚れる。だけど これがみんなに受け入れられるか?というと難しいだろう。個性がありすぎるのである。あたしに限っての話だが あたしの周りにはこれほどスケールは大きく無いけど 同じような生き方の女性が多い。おかんのねーちゃん 高校時代に学校行く前による喫茶店のママ 吉祥寺のJazz喫茶のママ 顔も知らん新宿の大酒呑みのねーちゃん 仕事のやり方でもめて飛び出した栄養士のおばさん 男子ならねこさんw みんな自分がしっかりあって言うことはちゃんという強い人達だ。まー一番はうちの嫁さんだけど。みんなに共通するところが白洲さんにはあるので 余計に惹かれる。書いたものも魅力的だしね。で 今買えるものを買おうと3か月で52冊買ったw ほぼ全部買ったか・・出版社企画ものがある程度含まれてるのは今回わかった。書き手に惚れると全部買わないと気が済まないたちなのだが 前回大失敗してる。野田友佑氏繋がりで 椎名誠を50冊ぐらい買い集めたんが 仕事が忙しくて積んであったのをヒモになって暇に任せて読んでたんだが 昭和軽薄体と呼ばれるだけあって 中身が何もない。読むだけ時間の無駄だった。15冊くらい読んだがもうゴミに出すか・・というくらいに酷い。野田さんは熊本の自由人なので共感できるのだけど 椎名誠も沢野ひとしも3流以下のお笑い芸人みたいでひたすら浅い。あたしの買い方が悪いんだけど それからはまずは図書館 それで良ければ全部・・に変わったのは言うまでもない。まあ野田さんも椎名誠も小学館のBE-PALがらみなんだが こんなに違うのか・・と呆れるくらいである。白洲正子はあたしの感性にぴったり合うので絶賛するが 読み始める方はかくれ里から始められるのがいいだろう。2010年初版の愛蔵版は3740円(図書館で借りたのはこれ)なので 文庫でも出てるが1840円もする。あたしが買ったのは71年初版の箱入りだ。まあ古臭いけど中身は同じなのでこれをお薦めしたい。amazonで1300円くらいで良さげなのがある。あたしは231円とかで買ってるがw かくれ里はあんまりあくが強くないので読みやすいだろう。最初からこの独楽抄に手をだすとちょっとしんどいかも知れん。カバー裏の写真はエネルギッシュできつそうなおばーちゃんなのはご愛敬。
世界文化社からは 夢幻抄・行雲抄・風化抄・雨滴抄・日月抄・風姿抄と 併せて7冊出てるが 全部絶版。本棚には刺さってるのでまずは最初の一冊がこの独楽抄だ。書下ろしかと思ってたら 最初からどこかで読んだことがある。ん?とか思ってたら かくれ里からの転載で 太陽の記事や いまだ良いのに巡り合えてなくて買えてない韋駄天夫人 これ初版57年みたいで もう程度のいい初版は無理だろう。文庫も結構高いので悩むところだ。まーそれはどうでもいいとして 白洲さん じーちゃんは海軍大将で華族の家で旦那が 吉田茂の懐刀・・と言われた白洲次郎だし 白洲次郎は英国好きなので 本宅は田舎のカントリーハウス 都会にタウンハウス・・なんて英国式。戦前の鶴川村なんてすさまじくど田舎だったろうし 古い茅葺農家買ってるからモダンな思想の持ち主でもある。最後は東北電力の会長だし 古い空冷911なんか乗ってたし・・まー格好いいのよ。それたが 育ちのいい華族のお嬢様で若いころからお能を舞って 日本の古代の歴史や文学にも詳しいし 知識量がものすごく広くて深いのにそれをひけらかさない。知らないことは そうであったと思う・・と断言しないのがまたいい。お嬢様だけど 白洲家もお金持ちだけど それを鼻にかけない・・というか 骨董は飾って眺めて楽しむものではなくて 触って使って育てるもんだ・・と言いきるし その人柄に惹かれて 名だたる趣味人が集まってくるし それを大事にした。言いたいことはずばずば言うし・・まー読んでて惚れる。だけど これがみんなに受け入れられるか?というと難しいだろう。個性がありすぎるのである。あたしに限っての話だが あたしの周りにはこれほどスケールは大きく無いけど 同じような生き方の女性が多い。おかんのねーちゃん 高校時代に学校行く前による喫茶店のママ 吉祥寺のJazz喫茶のママ 顔も知らん新宿の大酒呑みのねーちゃん 仕事のやり方でもめて飛び出した栄養士のおばさん 男子ならねこさんw みんな自分がしっかりあって言うことはちゃんという強い人達だ。まー一番はうちの嫁さんだけど。みんなに共通するところが白洲さんにはあるので 余計に惹かれる。書いたものも魅力的だしね。で 今買えるものを買おうと3か月で52冊買ったw ほぼ全部買ったか・・出版社企画ものがある程度含まれてるのは今回わかった。書き手に惚れると全部買わないと気が済まないたちなのだが 前回大失敗してる。野田友佑氏繋がりで 椎名誠を50冊ぐらい買い集めたんが 仕事が忙しくて積んであったのをヒモになって暇に任せて読んでたんだが 昭和軽薄体と呼ばれるだけあって 中身が何もない。読むだけ時間の無駄だった。15冊くらい読んだがもうゴミに出すか・・というくらいに酷い。野田さんは熊本の自由人なので共感できるのだけど 椎名誠も沢野ひとしも3流以下のお笑い芸人みたいでひたすら浅い。あたしの買い方が悪いんだけど それからはまずは図書館 それで良ければ全部・・に変わったのは言うまでもない。まあ野田さんも椎名誠も小学館のBE-PALがらみなんだが こんなに違うのか・・と呆れるくらいである。白洲正子はあたしの感性にぴったり合うので絶賛するが 読み始める方はかくれ里から始められるのがいいだろう。2010年初版の愛蔵版は3740円(図書館で借りたのはこれ)なので 文庫でも出てるが1840円もする。あたしが買ったのは71年初版の箱入りだ。まあ古臭いけど中身は同じなのでこれをお薦めしたい。amazonで1300円くらいで良さげなのがある。あたしは231円とかで買ってるがw かくれ里はあんまりあくが強くないので読みやすいだろう。最初からこの独楽抄に手をだすとちょっとしんどいかも知れん。カバー裏の写真はエネルギッシュできつそうなおばーちゃんなのはご愛敬。