私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル

2024-02-20 21:39:17 | メンタルヘルス
菅野 久美子著 双葉社刊 2017年初版 256P 1540円 ソフトカバー単行本だが初刷だけで終わったようだ。古書で手に入るものの新本に近い値段なので 今月 文庫を買えばいいと思う。770円。あたしは日経の書評で見て図書館にあったので単行本で読んだ。手元に来るとまずぱらぱら見るのだが 文字が大きく行間が広いので本としての密度が薄く 半日で読んでしまった。都市部の住居ってマンションやアパートが多いし地域の結びつきが希薄なので まあこうなるだろうなぁ・・と予想した通りの内容だった。日経の書評では おかんが孤独死して1か月後に発見されてでろでろ・・みたいな紹介だったんで リアルを知る意味でも読んでおいた方がいいだろうな・・で借りた。数件の孤独死というか孤立死が紹介されてて 残り6割ぐらいは孤独死を防ぐには近隣や友人の見守りが大事である・・ということが延々と書かれてるので ごもっともだが 何を今更だ。著者は「大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきました」とか「アダルト業界のすごいひと」とかのノンフィクションライターだがまだ力量が足らんな・・という感じ。買わなくていいけど図書館にあれば是非読んでいただきたい本ではある。密度は薄いけどね。孤独死というか 俗にいう事故物件で大島てるのサイトにはお世話になってる。借りる時も買う時も内覧したら必ず大島てるを見てチェックする。今の部屋は同じマンションの上層階なんで 内覧してその場で決めちゃったが 普通は必ず大島てるでチェックする。事故物件は特殊清掃してリフォームしても最初の入居者には告知義務があるのでわかるが 一人でも住んでしまうと告知しなくていいので大島てるのサイトはありがたい。読んでて知ったのだが 死ぬと1日で腐り始め すぐに蝿が卵産んでどろどろに崩れ始めるとかで 1か月とかではもう警察が見るな・・と言うくらいすごいらしい。現場から搬出する警察も解剖して死因を特定する監察医もすさまじい仕事してんだな・・と思うが 仕事だから仕方ない。人は漏れなく死ぬわけで うちは子供いないから どちらかが先に逝ったら後は孤独死まっしぐらの可能性が高いが幸い頻繁に行き来してる友人が下の階に住んでるので腐る前に発見されるだろう。逆も同じ。左隣は高齢のおばーちゃんだが階下に娘さんが住んでるので頻繁に行き来してるし 右隣は介護施設に入ってるから孤独死の心配はない。孤独死がまずいのでは無くて孤独死して誰にも発見されずに腐敗が進むのが良くないのだ。子供がいても最後は結局夫婦二人になるので同じではある。本書 大半は頻繁に気にかけてくれるご近所や友人を作っておけば孤独死でろでろはかなり防げるという当たり前の結論だったりする。しかし こういう事故物件専門の不動産屋や特殊清掃の業者やら 最初に目にする警察関係者やら みんな神経太く無きゃやれんな・・と思う。あたしには絶対無理だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする